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三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険

   
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Day 12

25/AUG/2009 Cairns
ODO Meter 14,350.7km
8:00am 起床
11:00pm 就寝
ODO Meter 14,352.8km (本日の走行距離2.1km)
平均燃費: N/A
今までの総走行距離4,917.1km

今日はなんてったってシエスタDay。徹底的にグダグダな日を過ごすぜ。とはいってもダイビングの予約したり、孫市をバイク屋に持っていったりとやることは多少ある。
朝一で孫市をバイク屋に持っていき、タイヤ交換とフォークのアライメントを頼む。今日は忙しいから引き取るのは明日以降とのこと。バイク屋に預けた荷物も引き取って、宿に戻って洗濯。
ちょっ休憩してから街に繰り出してダイビング・コースの予約をする。別に英語のコースでもいいんだけど、日本人の可愛い子ちゃんに出会えることを期待して日本語コースを申し込む。明日から4日間ワシは海の男になるぜ。
あとはやること無いので街をぶらぶらしたり宿でノンビリしたりで久しぶりの休息を満喫したよ。

さて、明日はどんな出会いがありかな。ムフフ。

Day 13 (26/AUG/2009)に続く

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この旅もクライマックスを過ぎて終盤に突入。ケアンズまで無事に着いたらダイビングやラフティングなど楽しみが待ってる。でも肩とアバラ大丈夫かな?

Day 11

24/AUG/2009 Musgrave to Cairns
ODO Meter 13,849.3km
6:15am 起床
8:00am Musgrave 給油107.8km / 5.28L+ジェリ缶に2.57L出発
12:30 Laura 193.8km / 7.78L + ジェリ缶の2.57L
1:45pm Lankeland 61.2km/ 3.40L
3:50pm Biboohra 174.4km / 10.42L
5:25pm Cairns Central YHA 到着
ODO Meter 14,350.7km (本日の走行距離501.4km)
平均燃費: 537.2km / 26.88L = 19.98km/L
今までの総走行距離4,915.0km

6時に起床。やっぱMusgraveは夜寒い。体調は?というと、まだ肩とアバラが痛む。とりあえずMark達は8時に出発と言ってたから、それまでに準備を済ませる。負傷を負った身体の体力の問題もあるけど、Mark達の足手まといにならないかが心配。彼らのレベルがどんなもんか判らんからね。メチャクチャ上手かったら、独り取り残されちゃうしね。

荷物を積んだり、テントを畳んだりしているうちにLakefieldへ行くことに心が固まる。
とりあえず給油をしてると、Mark達も準備を終えてやってきた。6人+ワシの7人で今日はLakefield National Parkのダートを攻めることに。みんなのレベルにはバラツキがあるから、遅い人から先に出発する。ワシは4番手くらいで出発。

lakefield01.jpglakefield02.jpg道は本線よりは粗いけど結構飛ばせるハード・ダート。43キロの地点で道が二つに分かれる。右手の道を進む。今度は3番手で走行。前のバイクが巻き上げる砂埃で殆ど何も見えない状態で走る。テールランプの赤い光だけが頼りだ。道はさっきよりも険しくなってきた。しばらく80-90キロで走っていると、いきなり前のテールランプが停止した。ヤバイ!このまま直進すると激突だからブレーキをかけながら右にラインを外す。ラインを外した刹那、いきなりハンドルが捕られ、バイクが前転!深いフカフカの砂、ブルダストに見事にはまってしまった!ヘルメットの中も口の中も砂だらけ!幸いフカフカの砂だから、結構なスピードで転倒してもたいしたダメージは無い。砂煙の中立ち上がると、ようやく状況が飲み込めた。先頭のバイクも思いっきり転倒している。2台目は上手く停まれたけど、ワシは見事に交わしきれずに転倒。後続部隊はギリギリセーフ。独りだったら凹むんだろうけど、仲間といると転倒しても笑いがこみ上げてくる。今のは凄い転倒だったよ、なんて笑われながら、2人でバイクを引き起こす。うっかり右手のほうに 力を入れてしまったので、痛めてる右肩が悪化することに・・・。

bulldust01.jpgbulldust02.jpgとりあえず、バイクを砂から押し出して、ダメージをチェック。せっかく直したフォークがまた歪んでるよ・・・。まぁ、それ以外にダメージらしいダメージは見当たらないけど、バイクも荷物も真っ白なこまかぁーい砂だらけ。これは洗車するのが大変だ・・・。無事にエンジンもかかり、さぁ出発だ。
砂・コルゲーションなど結構ハードな場所もあるけど、結構乗りこなせるようになった。実際7人の中でも速い方に入るのかな?砂地も気合を入れてハイスピードで走破出来るようになった。周りの風景も今まで越えてきたところと違い新鮮だし走ってて楽しかった。河越もあったし、ここのルートはお勧めだね。
creekcrossing01.jpgcreekcrossing02.jpg







old_laura01.jpgold_laura02.jpg







guys.jpg11時過ぎくらいにLauraとCooktownへの分岐点に到着。全員が集まるのを待って、ここでサヨナラ。皆好い旅を!と言い合いワシ独りだけLauraへ向かう。Laura手前のCreekでこの旅初めてヘビに遭遇。毒蛇だな、あれは。Creek手前で減速してたから、まじまじと見れた。Creekの深さを測りたかったけど、バイクから降りたら噛まれる可能性もあるからそのまま渡河。まぁ、たいしたCreekじゃ無いから難なく通過。


crush_point01.jpgcrush_point02.jpg12時半にLauraに到着し給油と昼食を取る。ここまで来れば、もう楽チンですな。Lauraを出て、初日に大転倒した地点で停車する。なんでこんなところでコケたんだろう、って言うくらいなんも変哲も無いフラットダートなんだよね。まぁ、舗装路とダートの境目はちょっとルースになっていてハンドルが捕られやすいんだろうけど。ここでコケなかったらこの旅ももっと楽しめたんじゃないかな?ってちょっと反省。自分の不注意から転倒したんだからね。

一気にLakelandまで飛ばし、ダートとおさらば!Lakelandに到着すると「あー、生きて帰ってきた!」って実感が湧いたよ。ケアンズから90キロくらい離れたMareeba(コーヒーの栽培で有名)まで来ると携帯も通じるので、KFCに入ってスナック・パックをほお張りながら日本の両親に電話。オヤジはそうでもないんだけどおふくろは心配性だから、Cape Yorkから生還したらすぐに連絡よこせと言われてたんだよね。まぁ、心配かけると可哀相だから、とりあえず第一報は両親へ。それからSMSでシドニーの友人たちにCape York制覇を伝えたよ。

5時半頃にCairns YHAに到着。荷物を降ろして落ち着いたら、バイクを濡れタオルでキレイにする。孫市よ相棒よ、良くやった。ワシの拙い運転によく付き合ってくれた。結構なダメージを負わしてしまったけど、時間とお金をかけて直していこう。
back_to_carins.jpgCairns CentralのColesに行ってステーキ肉とパスタを買って今夜はこれでもか!って言うくらいに食ってやった。 やっとベッドの上で眠れるよ。明日はシエスタDayだな。

Day 12 (25/AUG/2009)に続く

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Day 10

23/AUG/2009 Seisia to Musgrave
ODO Meter 13,291.6km
6:15am 起床
7:30am Seisia出発
8:30am Jardine River 154.1km / 7.27L+ジェリ缶に2.20L
11:30am Bramwell Junction 170.0km /6.20L ミートパイの昼食
2:00pm Archer River 163.9 / 6.21L+ジェリ缶の2.20L=8.41L
3:00pm Coen 65.3km / 3.59L
4:30pm Musgrave 到着
ODO Meter 13,849.3km (本日の走行距離ダートだけで557.7km!)
平均燃費: 553.3km / 25.47 = 21.72km/L
今までの総走行距離4,413.8km

craig_roger_sab.jpgシドニーを出てからずっと北上してきたわけだが、遂に南下するときが来た!いつもの通りに荷物を積みテントを撤収して出発の準備をする。CraigとRodに別れを告げていざ出発。
SeisiaからBamagaまでは舗装路だが、Bamagaを出るとすぐにダートになる。Jardine Riverをフェリーで渡り給油する。念のためにジェリ缶にも2.2リットル入れる。今日はOTLの北側に行くか思案のしどころだが、いろいろな条件を考えてケアンズまでの道を急ぐことにする。
一気にバイパスの北側を走り抜け、バイパスとOTLの分岐点へ到着。少しだけOTLを北上してFruit Bat Fallに行こうかと悩むが、そのままバイパスを南下。9キロ進んだところでバイパスとOTLの南側の分岐点に到着。今日はバイパスの南側を行くことに。
Craigを始めバイパスの南側を走った人の話では、兎に角コルゲーションがひどいとの事。また最初の44キロ間は深い砂地もあり、路面の変化にすばやく反応しないと転倒の可能性もある。

大転倒後ずっと慎重に慎重にすすんでたワシだけど、今日はなんだか吹っ切れた。Rodに教えてもらったワダチに乗り上げそうになったら有効な“Feathering”と理論的には判ってるんだけど、やるには勇気がいる砂地の乗り方をだんだんマスターしてきた。砂地でも80~90キロで巡航できるようになり、気付いたら100キロで走っていることも。だがコルゲーションは皆が言うようにヒドイ。まるで岩炸機に乗ってるようだ。コルゲーションはスピードを出すとバイクが洗濯板の上飛んでいくような感じで走って安定するんだけど、ここはいかに飛ばそうがスタンディングでサスペンションへの不可を軽減しようが、容赦なく振動する。本当に脳みそまでがシェイクされて溶け出しそうになるくらいヒドイ振動だよ。コルゲーションと戦っていると砂地が現れ、重心を後ろにかけてハンドルが左右に揺れてもひたすらアクセルを開ける。そうすると自然に前進しハンドルも安定するんだけど、これには本当に勇気がいる。コルゲーションと砂地が交互に、時たま一緒に現れる。まったく気が抜けない。神経を集中させてバイクをコントロールしていく。皆がバイパスはOTLよりヒドイって言ってことが納得できるな。それでもスピードはOTLより全然出せるからバイパスを選んで正解だったな。
そうこうしているうちに、段段雲行きが怪しくなってきた。マジかよ、今乾季ですよ!いきなり雨が降ってきた。面白いことに道の左側(東側)だけが雨に降られて右側は降ってない。振ったり止んだりを繰り返し。オフロード用のヘルメットは鼻がカバーされてないので、雨が当たって痛い!手で鼻を隠したいけど、砂とコルゲーションと戦っているからそんな余裕なし。

bramwell_rain01.jpgbramwell_rain02.jpg悪戦苦闘をしながらようやく最初の44キロが終わり、大きく道が右に曲がる。あと66キロでBramwell Junctionだ。ここまで来ると砂は大したことなくなるが、コルゲーションは相変わらずひどかった。11時半にBramwellに到着し、給油と昼飯を済ます。オバちゃんがワシの事覚えていて、OTLとTipはどうだったか?って訊ねられたよ。ここでは2台のKawasaki KLR650に出くわす。彼らはキャンベラ出身でオーストラリア一周中とのこと。今日はLanklandまで一気に走るんだって!凄いね。SeisiaからLakelandまでは760キロもあるよ。

coen_wayback.jpgsexchange_hotel.jpgBramwellを越えればあとは比較的Flatなダート。Archer Riverまで一気に走り2時に到着。Archerで給油を済ませ、Coenへ一気に向かう。Musgraveには4時半頃到着。なんとSeisiaから1日で557.7kmもダートで走った!やるじゃん、ワシ。でも途中で気付いたんだけど、またフォークが歪んでるんだよね。何故だ?コケてもないのにね。

croc01.jpgcroc02.jpgMusgraveはCape York初日に泊まったところ。勝手をしったキャンプ場にテントを設営し、日が暮れる前に沼にワニを見にいく。いましたよワニが。これは淡水ワニだからそんなに大きくないし人を襲うことも無いんだけど、野生のワニを見れてちょっと満足。日が暮れるまでテントで寝転がりながらゆっくりする。まだ肩とアバラの痛みは消えない。相当疲れていたらしく30分くらい寝てしまったよ。Roadhouseでバーガーを注文して空いてる席に行こうとしたらおっさん二人がこっちに来いと手招きする。かれらはバイク乗りのMark 手招きする。バイク乗りのMark (Kawasaki KLE500)とChris(Suzuki DL650 V-Strom)だ。彼らは他4人のライダーとこのCape Yorkに来ている。明日はCooktownを目指すそうだ。

magoichi07.jpgriders.jpg話しているうちにフォークが歪んでるという話題になって、彼らが見てくれることに。なんと彼らの何人かは飛行機のメカニックだって。早速彼らのキャビン(テントじゃなくキャビンに泊まってる、リッチ!)にバイクを持っていって見て貰う。再びフロントが真っ直ぐになった!



Markに明日は一緒にLakefield National Parkを抜けないか?って誘われた。真っ直ぐLaura – Lakefieldを目指せばケアンズまで楽に帰れるんだけど、Lakefield National Parkに寄るとなかなかハードなダートになるから2-3時間余分にかかる。Laura手前までMark達と一緒に走って、かれらは東へワシは南へと別れる。うーん、どうする。身体は休息を欲しているが、気持ちはLakefieldに惹かれる。皆で走るのも楽しそうだな。転倒してもまぁ、そんなに心配しなくても良いし。なんたってCape York最後の日になるからな。楽しまなくちゃ。とりあえず明日起きてみて体調がよければMark達と一緒に行くことにする。

hitsuji_musgrave.jpgDay 11に続く

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この旅の前半戦は全然バイク乗りに出会わなくて、寂しく北上してたわけなんだけど(とは行っても四駆乗りGrahamやGeorge達と出会ってんだけどね)、ようやくでCraigとRodに出会えて旅らしくなってきた。旅はなんと言っても出会いでしょう。Rodから砂地の乗り方を教えてもらったり、Craigから同じバイク乗りとして色々バイクの改造のノウハウを教えてもらったりして。そんな訳で精神的にも大転倒からようやく立ち直ってきた。身体はまだ痛いけどね。

Day 9

22/AUG/2009 Seisia to Tip to Seisia
ODO Meter 13,193.8km
6:30am 起床
8:00am Seisia出発 Bamagaで間違えて違う道を10キロほど走る。往復20
キロほど無駄に。
9:20am Old Pajinka(見捨てられたキャンピング場)到着 Odo Meter 13,252.4キロ (シドニーからの総走行距離3,816.9キロ)
9:45am Tipに到着!おめでとう!!
10:45am Old Pijanka出発
11:00am Croc Tent到着。ステッカーを買う。
11:30am Seisia Caravan Parkに帰着

ODO Meter 13,291.6km (本日の走行距離97.8km)
平均燃費: N/A
今までの総走行距離3,856.6km

さあ、今日は遂にTipを制覇する日だ。SeisiaからBamagaまで6キロ、BamagaからOld Pajinkaまで34キロ、合計40キロの道のり。Old Pajinkaから徒歩でTipまで30分から1時間ほど岩場を歩く。Craig達の話によると東から絶えず強い風が吹いているらしい。6時半に起床して、用意を済ましてCraigたちに見送られて出発!Bamagaで左折するところを見逃してそのまま10キロくらい直進してしまった。往復20キロくらいの無駄・・・。気を取り直してTipまでの道を進む。結構荒れているところも有るし、車一台分の道幅しかないところも有って、楽しみながら進む。Old Pajinka手前8キロくらいの地点でCreekに出くわす。Craig達から右側を渡河せよと教えてもらってたので、なんなく渡河。

magoichi_at_the_tip.jpgposties.jpgそして遂にバイクでいける最北端Old Pajinkaに到着。孫市を停めて記念撮影してると、な、なんとPostie Bike(ハンターカブ)2台がやってきた。かれらはNew ZealandからやってきたPaul & Claudia夫妻。バンにPostie Bike2台積んでオーストラリア一周中とのこと。バンをLakelandに停めてPostie Bike2台でここまで上がってきたんだって!ここで思い当たった。Bramwellで四駆乗りのおっさんが言ってたスクーターに乗った女の子とはClaudiaのことだったんだって。

jungle.jpgon_the_way01.jpg







on_the_way02.jpghitsuji_at_the_tip01.jpg3人でTipに向かって歩き始める。10分くらい森の中を歩くと開けた場所に。そうしたら車が一台停まってるじゃないか。どうやら、Old Pajinkaから抜けられる小道があるらしい。まぁ、しょうがないのでそのまま先に進む。岩場を登って行くと急に東から風が吹き付けてくる。ここでは遮る物がなにもないので絶えず東から強風が吹きつける。足場の悪い岩場に強風と歩きにくいが、ゴールはもうすぐ。

HitsujiCape.jpgthe_tip.jpg







atthetip.jpgthe_tip02.jpgオーストラリア大陸最北端を示すサインを目にしたときの感動はとても言葉では言い表せない。遂に到達したTipに!強風に吹かれながらこの地を目に焼き付ける。そして記念撮影の嵐。幸いPeterとClaudiaがいるからドンドン撮ってもらう。ワシも二人をドンドン撮る。二人がいなかったら三脚でタイマー使って撮るしかなかったけど、よかったよかった。
バイクを駐車したとこまで歩いて戻って、Seisiaに向かう。PeterとClaudiaは抜け道を伝ってバイクをビーチまで乗り入れるって。お互いの今後の旅の祝福を願って別々の道へ。

the_tip03.jpgodometer03.jpgthe_croc_tent.jpg







途中でCroc Tentというお土産や(?)があって、そこで記念ステッカーを買う。一枚5ドルもする、ボッタクリ値だけど、まぁ記念だから買うか。

Seisiaのキャンプ場に戻り洗濯、エアクリーナーの清掃(ホコリだらけで真茶色になってた!)、等を済ませて昼飯をキャンプ場のカフェで済ます。ワシのテントサイトは直射日光で暑くてとてもステイできないので、Craigのサイトで涼むことに。冬だというのに陽射しと気温は殺人級だよ。こんな中歩き回ったら日射病でダウンするね。シドニーから持ってきた「ゆずピール」と北海道オホーツク産干しホタテ貝柱をCraigと食べながら暫し歓談。日本の最北端で採れたホタテをオーストラリアの最北端で食べるっていうのもオツな物でしょう。

マーケットが開かれるって言うから行って見ると、なんと出店が5店しか出てない・・・。さすがSeisia。
market_at_seisia.jpgat_seisia.jpg







少し日が沈んできて涼しくなったところで再びねじれたフォークの修復(CraigとRodがまた手伝ってくれた!)する。今夜も昨日と同じLocal Clubに行ってハンバーガーを注文しようとしたが、メシが出るのは金曜だけだって・・・。仕方ないのでCraigとRodでキャンプ場のレストランで夕飯を食う。Craigが昨日ここで食べて余りよくなかったって言ってたんだけど、今日はどうしたことかボリュームも味もGood! ワシはチキン・シュニツェル(18.5ドル)を食べたんだけど、美味かったよ。サラダが何よりも有り難かった。Craigも満足してたよ。

tent.jpghitsuji_sleeping.jpgCraigとRodはもう一泊するので今夜は夜釣りに。ワシは明朝ケアンズに向けて出発するので早めに就寝。相変わらず肩とアバラが痛む・・・。
 

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chocolate.jpgダートを走ってると、口と鼻の周りが茶色く汚れてる。チョコを食い散らかしたわけではないんだけど、そんな感じに見える。当然対向車や追い越し車に遭遇すると砂埃で何も見えない。Service Stationでヘルメットを取るわけだけど、いつも自分の鼻と口の周りが汚れているのを忘れちゃうんだよね。店の人はなんとなく何回言いたげな顔をしてるんだけど、だいたい後で気づくんだよね。でもどうせ汚れるからキャンプ場でシャワーを浴びるまでそのままにしていたよ。



Day 8

21/AUG/2009 Bramwell Junction to Seisia
ODO Meter 13,007.9km
6:00am 起床
7:30am Bramwell Junction 出発 (164.1km / 7.70L + ジェリに2L)
11:30am Gunshot Creek渡河
12:00 Gunshot Creekにてミューズリー・バーのLunch
15:45pm Jardine River渡河
16:30pm Bamaga 178.4 / 4.53L +ジェリ缶の5L分 = 9.53L
17:00pm Seisia Caravan Parkに到着

ODO Meter 13,193.8km (本日の走行距離185.9km)
平均燃費: 342.5km / 17.23L = 19.88km / L
今までの総走行距離3,758.8km

昨晩もパナドールを飲んで寝たけど、やはり夜中に痛みで目を覚ましてしまう。寒さは昨日ほどじゃなく気にならないけど、痛みは耐えがたい。パナドールをもう一度飲み込み、再び眠りに着くけど、眠りは浅い。結局6時前には起床して出発の準備を始めた。
Roadhouseは7時半に空くのでそれまでに出発の準備を済ませ給油をして出発。今日はOTLなので昨日の3リットルに加えて2リットル余分にジェリ缶に入れた。合計5リットルのガソリンが入るとリアがかなり重くなったけど、ガス欠するよりはましだからね。昨日フォークのねじれを直すの手伝ってくれたGrahamは他4台の四駆と自前のランドクルーザーで“Cape York Tour 2009”に参加しえている。彼らにはガイドが付いているのでクリークを渡るポイントとか全部教えてもらえる。彼らもOTLを北上するので一緒になる機会が多そうだ。
彼らに出発する旨を伝えて、ついにOTLへGO!
entrance_of_otl.jpgentrance_of_otl01.jpgentrance_of_otl02.jpg







OTL01.jpg9172761a.jpgRoadhouseから少しいったところにOTLの入り口が有る。入っていきなり深い砂地・・・。まじかよ、これは大変な一日になりそうだ。ハンドルを砂に取られながら、低速で進む。道幅は車一台分しかないから、対向車が来たらどうするんだ?まぁ、朝の早いうちは対向車はないか。深い砂地を抜けるとコルゲーション、大きなギャップ、道の左右の段差が50センチ以上あるところとか今までの行程より全然きつい。本当にウンザリするくらいの深い砂地がなんどもなんどもやってくる。わだちの部分が比較的浅くなってるから、そこにラインをあわせて走るんだけど、たまに前輪が真中やサイドの深いほうにいってなんどもコケそうになる。コケそうになると一速に入れて足で踏ん張る。
気温も上がってきて、負傷した身体から体力がドンドン抜けていク。ちょっと気を抜いらとうとうコケてしまった。まぁ、スピードは大して出してないからダメージは無いけど、バイクを起こすのは一苦労だ。砂に車輪が埋まってるし足場が悪いからなかなか上がらない。荷物を全部降ろし、気合一発で起こす。こりゃコケる度に体力が消耗されるな。はやく先に進まないと、Graham達に追いつかれてしまう。当然道幅がせまいから追い抜きも出来ない。入り口から4キロ進んだところで最初のクリークPalm Creekがあるんだけど、乾季で水は殆ど無し。渡河というかぬかるみも無いくらいに干からびた川底をそのまま通り過ぎる。クリークを過ぎたらまた砂との戦い。

creek01.jpgcreek02.jpgcreek03.jpg







magoichi04.jpg更に3キロ進んだところでDucie Creekに遭遇。これはかなりの水量があるぞ。中洲があるから河を二度渡る感じになるな。手前は軽く越えたけど、中洲の向こう側はかなり深そう。念のために中洲にバイクを止めて、足で深さを測ってみる。一番深いところは膝より深い。一番浅いポイントを見つけて(それでも膝のすぐしたくらい)バイクで渡る。ブーツの中はびしょびしょだけど、あっという間に乾いてしまう。わかりますどんだけ暑くて乾燥してるか。Creekの向こう岸にバイクを止めて写真を撮ってたらGraham一行達がやってきた。流石に最新式の四駆にガイドつき。なんなく渡河して先に進む。
ワシはとろとろ行くから先に行ってもらったけど、ギャップや左右の段差があるところでは車は速く進めない。砂地ではかれらは難なく進むけどワシがトロくなる。しばらく彼らの後を走ってたら、四駆連中は写真撮影で小休止。コケたら起こすの手伝うから前を走りなよ、と言われて好意に甘えることに。そうしたらすぐに砂地でコケて助けてもらった。またしばらく進んだところでコケて、今度は彼らの姿がまだ見えないので独りで起こすことに。荷物を積んだままで気合一発で上げる!できるもんだね負傷した身体でも。

graham.jpgAlice CreekとDulhunty Riverはなんなく渡河して、遂に最大の難所Gunshot Creekに。ここはとんでもないギャップを下降してぬかるみに入ったあと渡河する四駆泣かせの難所。バイクはラインを選べるので比較的楽だけど、それでも崖の上からギャップを見下ろして下降するのにはちょっとした勇気が要るね。何組かの四駆連中に見守られながら、慎重に下降してぬかるみにはまらないようにラインを選んで渡河。以外に簡単に渡れた!
ここまで44キロしか進んでないんだけど、11時半を過ぎている。8時前には出発したから4時間ちかく経ってることに。Seisiaまでは140キロくらいあるんだけど、日暮れまでにたどり着けるのか?それともGraham達とEliot Fallでキャンプか?だけど昼飯も夕食の用意も無いゾ・・・

gunshot01.jpggunshot02.jpggunshot03.jpg







gunshot04.jpggunshot05.jpg









------------------------ちょっと一息--------------------------------------------------------------
magoichi06.jpgここまで来ると本当に暑い。以前にも書いたけど、中までズブ濡れのブーツが30分くらいで乾く。OTLに入ってからGunshot Creekに来るまで4回コケたんだけど、クソ暑い中砂に埋まったバイクを引き起こすのは大変だった。1回はGraham達に起こすの助けてもらったけど、あとの3回は自分自身で起こしたんだよね。一回コケた時にエキパイにアザが有るほうの内股が当たって火傷するし。体力は消耗するし、痛めている右肩には負荷が掛かるしで、ほんとイヤになったよ。水をドンドン飲まないと乾きで死にそうになるし。あと、寝るときもそうだけど、パナドールを飲んでないと痛みでやってられない。だから一日4回もパナドールを飲んで痛みを誤魔化しながら走ってるんだよね。鎮痛剤ジャンキーになるんじゃないかってちょっと心配。
------------------------------------------------------------------------------------------------------

george_n_family.jpgmagoichi05.jpgGunshotを渡りきったところでバイクを止めて、ちょっと記念撮影。ここに集まってる四駆乗り達と話しながら、お互いの健闘を称えあう。ちょうど昼時なので、休憩することに。だけど、マトモな昼飯なんて用意してないから、朝食用のミューズリー・バーを食べてエネルギー補給。後は水を飲んで空腹を満たす。あれ、キャメルバッグ(バックパックの中に水タンクがあって3リットルの水を入れられる)の水が吸いにくくなってきた。開けてみるとなんと残り後僅か・・・。これじゃ、乾いて死んでしまうよ。よっしゃ四駆乗り達に水をもらうしかないなと、彼らのほうに歩いてくると、Georgeファミリーが「水とソフトドリンクをやるよ!」ってギンギンに冷えたマウンテン・デューと凍った水をくれた!感謝!!
マウンテン・デューをがぶ飲みし(一気に3分の2も飲んだ)、糖分でカロリー補給。乾きも癒され、元気もいっぱい。さぁ、前に進むぞ!
George達は今日はJardine Riverまで行ってキャンプをするそうだ。Tipでの再会を期待して、George達と別れる。

cockatoocrek01.jpgcockatoocrek02.jpgGunshotを越えたら4キロ走って次の難所Cockatoo Creekに出くわす。ここはGunshotがあからさまにヤバイのと違って、見た目はただのCreekだけど、いきなり深い穴が川底にあったり、大きな岩がごろごろしてたり、流れが速かったりで、渡河するのが今までのCreekよりも難しい。バイクを河のバンクに止めて、歩いて何度も安全な渡河ポイントを探す。うーん左は浅いが大きな岩がゴロゴロで、ウッカリするとハンドル取られてドボン。真中は深い穴が何個か開いているから問題外。右は浅いんだけど、流れが速くて苔で滑りやすい。右か左か。バイクを水没させると最悪リタイヤだから、ここは慎重に進まなければ。周りには誰もいないので、万が一水没させたらすぐにバイクを引き起こせない。
なんで、後続の四駆部隊が来るまで待つことに。15分くらい待って、四駆部隊が来たので、みんなでどのポイントで渡るか協議する。結局右の流れが速くてすべるところはバイクを押して、そこを越えたら乗っていくことにする。1人がバイクの後ろを支えてくれて、GO! 慎重に慎重に進んで何とか向こう岸までたどり着いた。ここを過ぎると15キロでOTLとバイパスが9キロ重なるところに出る。
さは、このままOTLの北半分も制覇するか、バイパスでJardine Riverまで行くか悩む。
自分の体力、時間、食料、水などを考えて今回はバイパスで抜けることにする。9キロの地点でOTLとバイパスの分岐点に来た。後ろ髪を引かれる思いでOTLの入り口を見つめながらバイパスに向けてバイクを左に向ける。
バイパスの北側はかなりRoad Workが進んでいて走りやすい。分岐点から53キロ走るとJardine Riverのフェリー(艀)乗り場に到着。Jardine Riverは水量が多いのでフェリーに乗らなければ渡れない。フェリー代がなんと22ドルもする!これはアボリジニの土地に入るPermissionの料金も含まれてるんだけど、ボッタクリだよね。写真でも撮ろうと思ったけど、フェリーが着たので諦めてフェリーで河越。ここまで来たらBamagaまであと45キロ、Seisiaまで更に6キロ。余裕だなと思ったけど、意外に道が荒れていて思ったよりも時間が掛かってしまった。

see.jpgseisia.jpgそれでも4時過ぎにはBamagaに到着し給油してGeorgeから貰ったマウンテン・デューの残りを飲み干して、Seisiaに向かう。キャンプ場を発見し2泊申し込む。
バイパスを走ってる時に気付いたんだけど、またハンドルが右に曲がってる。何故か昨日真っ直ぐに直したフォークがねじれてるらしい。
テントサイトについて見ると、向かい側のパワーサイト(屋根と電燈とパワーポイント、水道がついている)にバイクが3台止まってるではなか!
テントも建てずに挨拶にいく。ここでCraig (DR650SEワシと同じバイク!)、Rod(KTM 640)とHenry(Kawasaki KLX450)と出会う。特にCraigとはバイクが同じなので意気投合。楽しい夕方を過ごすのだった。あまりに話し込んでしまって、辺りが暗くなってきた。ヤバイ、まだテント建ててなかった。速攻でテントを建ててシャワーを浴びて、またCraig達のサイトに遊びにいく。日が暮れきってないのでCraigとRodがフォークを直すのを手伝ってくれた。どうやら、ネジの締めが甘かったらしいな。ちょいちょいと直して夜メシにする。
夜飯はRodと一緒に町外れにある(って行っても殆ど何も無いんだよねここ)Local Clubにいってハンバーガーを食べる。Craig とHenryはキャンプ場のレストランで食べて、値段の割には駄目だったらしくてブーブー言ってた。
BamagaからTipまでは34キロのダートを走らなければいけない。そこからまた30分から1時間くらい岩場を歩いてようやく最北端に到着できる。Craig達は昨日行って来たのでいろいろ情報を貰い明日に備える。Punsand BayってところからTipにいけるTrackがあるんだけど、ここは砂が半端なく深いから止めたほうがいいとのこと。
hitsuji_at_seisia.jpg久しぶりにバイク乗りたちに出会えて楽しい時を過ごせた。Cape Yorkに入ってから初めてうきうきした気分で寝につく(もちろんパナドール飲んでね)。

Day 9 に続く。遂にTip制覇なるか?

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プロフィール
HN:
三郎
性別:
男性
職業:
革命家
趣味:
バイク・旅
自己紹介:
オーストラリアに移住して16年。遠く南の大陸から母国日本を眺めてみて危機感を感じてはや16年。なにか出来ないものかと考えて考えて、ようやく自分で行動することに数年前に思い当たる。とりあえず自分が出来ることから始めよう!ってことで、革命軍M-26-Julioをシドニーで結成。
誰かが世の中変えるのを待ってるだけじゃなく、自分で社会に貢献できることから始めよう。
世界を旅しながら色々な人と出会い革命の輪を広げていきたい。
2010年からおやすみ羊とBMW R1200GSで世界一周中!

Hasta la victoria siempre, Patoria o Muerte!

現在の愛車:BMW R1200GS 「Esperanza de la Tora」(世界一周)、 SUZUKI DR650SE 「孫市」(オーストラリア一周)
過去の愛車:Buell XR12R Firebolt, Yamaha FZ1, Yamaha TRX850, 、HONDA XR250R, Suzuki XF650 Freewind, Yamaha XV250 Virago
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