三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
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インドの列車は地獄!? / Is this Hell? A ride on an Indian Train
Day 893: 2013年1月5日
Buddha Gaya to Kolkata, India (On a train to Kolkata)
83,981km
朝起きたら霧。今日は寒い。
列車はガヤー駅12時10分始発だから、10時半過ぎにブッダガヤを出れば問題無い。
宿をチェックアウトしたら、何時ものチベット料理屋「Loyag Restaurant」にて朝飯兼昼飯。
ここには何回通ったかな。4〜5回は来たな。
ワシらの旅姿を見て、メシ屋のおばちゃんは、「今日行っちゃうの…」、とちょっと淋しそう。
ワシらもおばちゃんに会えなくなるのと、おばちゃんのモモが食べれなくなるのは淋しいなぁ。
これが最後のモモになるので、ワシはモモを二皿いただきました!
ここのモモは他店より旨いし、おばちゃんも好い人なので、ブッダガヤに来た際にはここ「Loyag Restaurant」がお勧め!
二皿食べると、満腹満腹。おばちゃんにお礼とお別れの挨拶をして、さて、ガヤー駅に向かいますか。
ガヤー駅まではオートリキシャにて。11時半前には到着。駅に着く頃には霧も晴れて、これなら列車も遅れないだろう。
駅に到着したら、例によってワシらの列車が何番プラットフォームから出発なのかの確認。
「6番線から」とツーリスト・インフォのおじさん。
6番線に行ってみると、既にワシらの列車「13024号 ガヤー・ハウラー・エクスプレス」が停車している。
ワシらの車両SLクラスのS2を見つけて中に入ると、
ピーナッツの殻だらけ…。
まぁ、出発前に清掃員が箒がけしてゴミを車両から掃き出していたけど、車両内とは思えないほどのゴミ多さ。
列車はほぼ定刻通りに出発。最初の1時間くらいはまだ空いていて、意外に快適。
外も長閑な田園風景。
が、しかし、この列車はエクスプレスという名の割には鈍行で、全ての駅に停まるみたい。
で、だんだんと混んで来た。席が埋まると、「ここに座っていいか?」、と少しの隙間を見つけてはケツを突っ込んでくるインド人。
その度に「ダメだ、お前チケット持ってないだろうが!」と闘わなければいけない。
何で無賃乗客の為にワシらがワリを食わなければいけないんだ!?
他の座席では3人掛けところに5人座っているけど、ほぼ全員が無賃乗客らしい。
ワシらの座席は3人掛け座席が向かい合っていて、6人の定員。ワシとコウイチ、インド人家族連れ3人、外国人旅行者1人が正規乗客。
ワシとコウイチが通路側なので、無賃乗客と闘うことに。
たまに、インド人のお父さんも「チケット持ってないならここはダメだよ」、と無賃乗客撃退している。
30分ごとくらいに停車するからその度に新しい「敵」と闘わなければいけない。
立ち乗りも出てきて(当然無賃乗客だけど)、比較的スペースにゆとりあるのに座らしてあげないワシらが悪いように思えて来るけど、もともと無賃乗客に権利など無いのだ。
チケットを持っていないのに、「持っている、まぁ、少し待て」、と言って荷物を置いて入って来ようとするコス狡いインド人も。
インド国内の移動は本当に疲れるな。
で、とうとう最大の敵現る。
巨漢のインド人おっさん。
「一時間だけだから座らしてよ」、とコウイチの隣に腰かけようと。
コウイチは必至に「ダメだ、お前チケット見せろよ!」と抵抗していたが、違うおっさんが攻めて来たので、ワシが助太刀。
この時点で立ち乗り客はワシらの目の前までいるくらいの混雑。
で、巨漢のおっさん、あまり上手く無い英語でワシと口論。かなりの言い合いに。
隣の外国人さんは座席を間違えていたみたいで、ワシの隣にインド人の正規乗客が座ることになるというハプニングも同時進行。
おっさんは無理やりコウイチとインド人家族の奥さんとの間に腰を下ろした!
しばらくワシと口論してたけど、おっさん「何を言ってるかわからないよ」、と逃げを打つ。
だけど、おっさんは立ち上がった。ヨシ!
しばらくして次の駅に到着。ここで結構人が降りたので、ワシは中々トイレに行けなかったので、ここでトイレに。
トイレから帰って来ると、ワシの隣のインド人は消えていて、家族連れお父さんはコウイチ側に座っていて(コウイチとインド家族3人が3人掛けシートに)、あの巨漢のおっさんがワシの隣りを独り占め!
このおっさん周りのインド人には一目置かれているのか、デカくて強そうだから、みんな難を避けようとしているのか、誰も文句を言わない。
ワシとこのおっさんだけが3人掛けに座っているのに、誰も「入れてくれ」とは来ない。
おっさんは家族連れの奥さんや周りのインド人に何やら声高々に話している。お父さんは新聞を読んでいて、まぁ、関わりたく無い、っていう感じ。
大方ワシの文句でも言っているのだろう。
しばらく経ち、コウイチが「もう寝ます」と上段の寝床に上がった。
おっさんと奥さんが何やら「日本、中国」と言っているのはわかった。
で、おっさんが「お前は俺に刃向かった。俺に刃向かう奴なんていないのに、お前は偉い!」、と。
「お前は日本人か?」、と訊いてきたので、「そうだ、日本だ」、と応えたらニッコリ笑って握手してきた。
彼の名前はアミット。「さっきは、アレだな。」、とちょっと悪びれている。
横に立っていたインド人のおっさんアゴで使って自分のバッグを降ろさせて、中からクッキーを出して、「どうぞ、食べて」とワシに。
まぁ、ワシはアミットに認めてもらった訳だけど、アミットは所詮無賃乗客だからなぁ。
しばらくアミットとインド人家族たちと話したり。
1時間くらいして、アミットの駅に到着。アミットと握手してお別れ。彼はニッコリしてたなぁ。
ここで殆どの無賃乗客は降りて行き、残った乗客もそろそろ寝る準備を。時刻は8時前。
ワシも歯を磨いて、上段の寝床に転がり込む。
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本当は無賃乗客が来ない3Aクラスの車両に乗りたかったのですが、予約がいっぱいで…。SLクラスは本当に気疲れします。はぁ。
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朝起きたら霧。今日は寒い。
列車はガヤー駅12時10分始発だから、10時半過ぎにブッダガヤを出れば問題無い。
宿をチェックアウトしたら、何時ものチベット料理屋「Loyag Restaurant」にて朝飯兼昼飯。
ここには何回通ったかな。4〜5回は来たな。
ワシらの旅姿を見て、メシ屋のおばちゃんは、「今日行っちゃうの…」、とちょっと淋しそう。
ワシらもおばちゃんに会えなくなるのと、おばちゃんのモモが食べれなくなるのは淋しいなぁ。
これが最後のモモになるので、ワシはモモを二皿いただきました!
ここのモモは他店より旨いし、おばちゃんも好い人なので、ブッダガヤに来た際にはここ「Loyag Restaurant」がお勧め!
二皿食べると、満腹満腹。おばちゃんにお礼とお別れの挨拶をして、さて、ガヤー駅に向かいますか。
ガヤー駅まではオートリキシャにて。11時半前には到着。駅に着く頃には霧も晴れて、これなら列車も遅れないだろう。
駅に到着したら、例によってワシらの列車が何番プラットフォームから出発なのかの確認。
「6番線から」とツーリスト・インフォのおじさん。
6番線に行ってみると、既にワシらの列車「13024号 ガヤー・ハウラー・エクスプレス」が停車している。
ワシらの車両SLクラスのS2を見つけて中に入ると、
ピーナッツの殻だらけ…。
まぁ、出発前に清掃員が箒がけしてゴミを車両から掃き出していたけど、車両内とは思えないほどのゴミ多さ。
列車はほぼ定刻通りに出発。最初の1時間くらいはまだ空いていて、意外に快適。
外も長閑な田園風景。
が、しかし、この列車はエクスプレスという名の割には鈍行で、全ての駅に停まるみたい。
で、だんだんと混んで来た。席が埋まると、「ここに座っていいか?」、と少しの隙間を見つけてはケツを突っ込んでくるインド人。
その度に「ダメだ、お前チケット持ってないだろうが!」と闘わなければいけない。
何で無賃乗客の為にワシらがワリを食わなければいけないんだ!?
他の座席では3人掛けところに5人座っているけど、ほぼ全員が無賃乗客らしい。
ワシらの座席は3人掛け座席が向かい合っていて、6人の定員。ワシとコウイチ、インド人家族連れ3人、外国人旅行者1人が正規乗客。
ワシとコウイチが通路側なので、無賃乗客と闘うことに。
たまに、インド人のお父さんも「チケット持ってないならここはダメだよ」、と無賃乗客撃退している。
30分ごとくらいに停車するからその度に新しい「敵」と闘わなければいけない。
立ち乗りも出てきて(当然無賃乗客だけど)、比較的スペースにゆとりあるのに座らしてあげないワシらが悪いように思えて来るけど、もともと無賃乗客に権利など無いのだ。
チケットを持っていないのに、「持っている、まぁ、少し待て」、と言って荷物を置いて入って来ようとするコス狡いインド人も。
インド国内の移動は本当に疲れるな。
で、とうとう最大の敵現る。
巨漢のインド人おっさん。
「一時間だけだから座らしてよ」、とコウイチの隣に腰かけようと。
コウイチは必至に「ダメだ、お前チケット見せろよ!」と抵抗していたが、違うおっさんが攻めて来たので、ワシが助太刀。
この時点で立ち乗り客はワシらの目の前までいるくらいの混雑。
で、巨漢のおっさん、あまり上手く無い英語でワシと口論。かなりの言い合いに。
隣の外国人さんは座席を間違えていたみたいで、ワシの隣にインド人の正規乗客が座ることになるというハプニングも同時進行。
おっさんは無理やりコウイチとインド人家族の奥さんとの間に腰を下ろした!
しばらくワシと口論してたけど、おっさん「何を言ってるかわからないよ」、と逃げを打つ。
だけど、おっさんは立ち上がった。ヨシ!
しばらくして次の駅に到着。ここで結構人が降りたので、ワシは中々トイレに行けなかったので、ここでトイレに。
トイレから帰って来ると、ワシの隣のインド人は消えていて、家族連れお父さんはコウイチ側に座っていて(コウイチとインド家族3人が3人掛けシートに)、あの巨漢のおっさんがワシの隣りを独り占め!
このおっさん周りのインド人には一目置かれているのか、デカくて強そうだから、みんな難を避けようとしているのか、誰も文句を言わない。
ワシとこのおっさんだけが3人掛けに座っているのに、誰も「入れてくれ」とは来ない。
おっさんは家族連れの奥さんや周りのインド人に何やら声高々に話している。お父さんは新聞を読んでいて、まぁ、関わりたく無い、っていう感じ。
大方ワシの文句でも言っているのだろう。
しばらく経ち、コウイチが「もう寝ます」と上段の寝床に上がった。
おっさんと奥さんが何やら「日本、中国」と言っているのはわかった。
で、おっさんが「お前は俺に刃向かった。俺に刃向かう奴なんていないのに、お前は偉い!」、と。
「お前は日本人か?」、と訊いてきたので、「そうだ、日本だ」、と応えたらニッコリ笑って握手してきた。
彼の名前はアミット。「さっきは、アレだな。」、とちょっと悪びれている。
横に立っていたインド人のおっさんアゴで使って自分のバッグを降ろさせて、中からクッキーを出して、「どうぞ、食べて」とワシに。
まぁ、ワシはアミットに認めてもらった訳だけど、アミットは所詮無賃乗客だからなぁ。
しばらくアミットとインド人家族たちと話したり。
1時間くらいして、アミットの駅に到着。アミットと握手してお別れ。彼はニッコリしてたなぁ。
ここで殆どの無賃乗客は降りて行き、残った乗客もそろそろ寝る準備を。時刻は8時前。
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