三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
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ギザのピラミッド / Pyramids of Giza
Day 811: 2012年10月16日
Cairo - Egypt (Venis Hosokawaya)
82,141km
ついに、ついにギザのピラミッドをこの目で見に行きます。
カイロは渋滞がひどいので、ナイル川西岸のギザの街までは地下鉄にて。車内は大混雑。エアコンが無いので、汗だくです。
駅を出てバスに乗ろうとしたら、エジプト人が寄ってきて、「俺は妹の家に行くんだけど、ピラミッドの近くだから、一緒に行こう!」と。今までのところ、エジプト人はみんな親切なので、まぁ、行き先は同じなので、断ることも出来ないから、一緒にバスに乗り込みます。ギザ駅からピラミッド周辺には357番と997番があるそうなのですが、997番に乗り込みます。
ギザからもかなりの距離。しかも大渋滞・・・。
途中で小さなバスに乗り換えて、(ピラミッドが既に見えます)
連れて行かれたのが・・・
ラクダ引きの店!!!
「1時間35ポンドだから、安いよ。エジプト人価格だよ」、と。そう来たか・・・。
丁重に断り、歩いてピラミッド群の入り口へ。
これがかの有名な「スフィンクス前KFC」。
ピラミッド群を見学するには60ポンドの入場料が必要です。ピラミッド群が目前に。
早速ラクダ引きやモノ売りが集ってきます。なるほど、ギザ周辺は「ウザイ」と聞いていましたが本当です。
しつこいモノ売りには石を拾い、「この石は何百万年前に出来て、ここに何万年も前からあった、とても古いものなんだ。1000ポンドで買わないか!?」と逆セールス。これにはさしものモノ売りもタジタジです。撃退成功!!
おぉおおおおぉおぉおぉぉぉぉぉおおおおおーーーーーー!!! ピラミッドにスフィンクス!!! ヒツジもご満悦。
サンカクも。
エンジェルも。
スフィンクスの手前にあるのがスフィンクス神殿。その横にあるのが河岸神殿。
この神殿は他の古代エジプトの神殿とは違い、装飾が全くないのです。かなり磨耗した石灰岩の上に花崗岩を被せているという2重構造。エジプト学者は第4王朝のファラオ、カフラー王によってスフィンクスも2つの神殿も建造された、としていますが、2つの時代にわたって建設されたのではないか?と、ワシは思います。
河岸神殿を出ると(石灰岩がかなり磨耗した状態なのが見ていただけると思います)、
大スフィンクス!!!
いやぁ、感動です。大スフィンクスも石灰岩を刳り貫いて彫刻されているので、かなり磨耗がひどい。
後世のファラオやローマ時代に修復された痕があります。ライオンの尻尾が可愛い。
大ピラミッド。第4王朝のファラオ、クフ王が建設したことになっていますが、疑問は残ります。
向こうに見えるのが第2ピラミッド(伝カフラー王)、第3ピラミッド(伝メンカウラー王)。砂漠にピラミッド、最高の風景です。
が、しかし、ラクダ引きがウザイ。次から次へと声を掛けてきます。「いらいない」と言っても、無視しても着いて来ます。クソ暑い上に、こうウザイとダレてしまいます。
エジプト人の女の子の集団に遭遇。「写真とっていい?」とはしゃぐ彼女ら。「では、こちらも写真を撮っていい?」と訊くと、「もちろん!」と。で、この一枚。つボイ先生のあごがワシを隠してしまいました・・・。
第2ピラミッドとワシ。
大ピラミッド。ぐるっと周って、ピラミッド入り口まで行きます。
見えました、中央の穴が入り口です。その左斜め上にある妻切式の入り口が本当の入り口なのですが、
9世紀のカリフ、アル・マムーンによりピラミッド盗掘目的で開けられたのが、この「マムーンの穴」です。
大ピラミッドの積み石。石灰岩。この表面に大理石だか花崗岩だかの化粧石が前面に貼られていたそうです。ギリシア時代の目撃証言では、「鏡のように磨かれて、太陽の光を照り返していた」そうです。
大ピラミッド内にはカメラ持ち込み禁止。なので、残念ながら写真はありません。
大回廊はやはり素晴らしい。まぁ、「大回廊」という割には狭いんですけど。
王の間は、本当に簡素な空間。「石棺」があるだけです。かなり蒸し暑いので汗が噴出してきます。
残念ながら、女王の間と地下室は閉鎖中。
100ポンドと大ピラミッド内部に入るのに、かなり高額。はっきり言って、内部は楽しめるものではないです。人が出入りするようには設計されていないので。
しかし、古代エジプトに少年の頃から興味を持っていたワシは是非、見たかった。そして、現実に見て、良かった。
大ピラミッド見学の後は、第2ピラミッドへ。
化粧岩がまだ天辺付近に残っています。
大きさは大ピラミッドより若干小さいのですが、第2ピラミッドのほうが遠くから見ると、大ピラミッドより大きく見えるんです。面白いものですね。
そしてギザの3大ピラミッドの中でもひときわ小さいのが、第3ピラミッド。真ん中にある溝はハーワード・ヴァイスによるダイナマイト使用の「発掘」により出来た傷です・・・。荒っぽいことをしていたものです。
第3ピラミッドは基礎部分に化粧石が残っています。見た感じ、ペルーの石組みに似てますね。
これは13世紀の地震により剥がれてしまった化粧石の残骸。一つ一つがかなり大きいのがわかります。
ここらあたりで、水を飲み乾してしまい、頭がクラクラと。一旦外に出て、昼飯休憩。
ワシらはちゃんとメニューに載っていた通りの金額ですんだのですが、後から来た観光客カップルは「外国人料金」を請求されていました・・・。かれらはメニューに載っている金額を見て注文したのに、外国人料金って・・・。酷すぎます。
再びピラミッド群にもどり、モノ売りやラクダ引きと戦いながら、進みます。
大ピラミッド付近。ごみが散乱しています。なんたることか・・・。
大ピラミッド横にある、船の墓場。ここに木造船(45メートルの長さ)が埋められていたんです。その船を見るのには50ポンドを支払わなければいけないので、見るのは諦めました。
見晴らし台に向かおうとしますが、なんと4時で終了!! ガードが来て、「もう終わりだよ。帰った帰った。」と追い出されてしまいました・・・。残念。帰り際に第2ピラミッドをパチリ。
外に出ると、ありました。「魔の巣窟」。ラクダと馬の厩舎。まぁ、彼らも生計を立てなければいけないのはわかりますが、もう少し商売の仕方を考えた方がいいですね。
357番のバスに乗りギザの街へ。ごみが散乱しています。これはヒドイ。ボリビア以下ですね。
世界でもっとも素晴らしい遺産であるギザのピラミッド群。確かに素晴らしいのですが、環境が良くないですね。もう少しやり方を考えれば、観光客ももっと満足しますし、地元民も商売繁盛するような気もするのですが・・・。
地下鉄に乗り、宿に戻ったときには、熱中症でダウン。夜の8時に就寝する三郎でした。
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ギザ周辺はウワサどおりにウザかった!!! でも、カイロに戻ると、そんなことも無し。やはり観光地は疲れますね。
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82,141km
ついに、ついにギザのピラミッドをこの目で見に行きます。
カイロは渋滞がひどいので、ナイル川西岸のギザの街までは地下鉄にて。車内は大混雑。エアコンが無いので、汗だくです。
駅を出てバスに乗ろうとしたら、エジプト人が寄ってきて、「俺は妹の家に行くんだけど、ピラミッドの近くだから、一緒に行こう!」と。今までのところ、エジプト人はみんな親切なので、まぁ、行き先は同じなので、断ることも出来ないから、一緒にバスに乗り込みます。ギザ駅からピラミッド周辺には357番と997番があるそうなのですが、997番に乗り込みます。
ギザからもかなりの距離。しかも大渋滞・・・。
途中で小さなバスに乗り換えて、(ピラミッドが既に見えます)
連れて行かれたのが・・・
ラクダ引きの店!!!
「1時間35ポンドだから、安いよ。エジプト人価格だよ」、と。そう来たか・・・。
丁重に断り、歩いてピラミッド群の入り口へ。
これがかの有名な「スフィンクス前KFC」。
ピラミッド群を見学するには60ポンドの入場料が必要です。ピラミッド群が目前に。
早速ラクダ引きやモノ売りが集ってきます。なるほど、ギザ周辺は「ウザイ」と聞いていましたが本当です。
しつこいモノ売りには石を拾い、「この石は何百万年前に出来て、ここに何万年も前からあった、とても古いものなんだ。1000ポンドで買わないか!?」と逆セールス。これにはさしものモノ売りもタジタジです。撃退成功!!
おぉおおおおぉおぉおぉぉぉぉぉおおおおおーーーーーー!!! ピラミッドにスフィンクス!!! ヒツジもご満悦。
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スフィンクスの手前にあるのがスフィンクス神殿。その横にあるのが河岸神殿。
この神殿は他の古代エジプトの神殿とは違い、装飾が全くないのです。かなり磨耗した石灰岩の上に花崗岩を被せているという2重構造。エジプト学者は第4王朝のファラオ、カフラー王によってスフィンクスも2つの神殿も建造された、としていますが、2つの時代にわたって建設されたのではないか?と、ワシは思います。
河岸神殿を出ると(石灰岩がかなり磨耗した状態なのが見ていただけると思います)、
大スフィンクス!!!
いやぁ、感動です。大スフィンクスも石灰岩を刳り貫いて彫刻されているので、かなり磨耗がひどい。
後世のファラオやローマ時代に修復された痕があります。ライオンの尻尾が可愛い。
大ピラミッド。第4王朝のファラオ、クフ王が建設したことになっていますが、疑問は残ります。
向こうに見えるのが第2ピラミッド(伝カフラー王)、第3ピラミッド(伝メンカウラー王)。砂漠にピラミッド、最高の風景です。
が、しかし、ラクダ引きがウザイ。次から次へと声を掛けてきます。「いらいない」と言っても、無視しても着いて来ます。クソ暑い上に、こうウザイとダレてしまいます。
エジプト人の女の子の集団に遭遇。「写真とっていい?」とはしゃぐ彼女ら。「では、こちらも写真を撮っていい?」と訊くと、「もちろん!」と。で、この一枚。つボイ先生のあごがワシを隠してしまいました・・・。
第2ピラミッドとワシ。
大ピラミッド。ぐるっと周って、ピラミッド入り口まで行きます。
見えました、中央の穴が入り口です。その左斜め上にある妻切式の入り口が本当の入り口なのですが、
9世紀のカリフ、アル・マムーンによりピラミッド盗掘目的で開けられたのが、この「マムーンの穴」です。
大ピラミッドの積み石。石灰岩。この表面に大理石だか花崗岩だかの化粧石が前面に貼られていたそうです。ギリシア時代の目撃証言では、「鏡のように磨かれて、太陽の光を照り返していた」そうです。
大ピラミッド内にはカメラ持ち込み禁止。なので、残念ながら写真はありません。
大回廊はやはり素晴らしい。まぁ、「大回廊」という割には狭いんですけど。
王の間は、本当に簡素な空間。「石棺」があるだけです。かなり蒸し暑いので汗が噴出してきます。
残念ながら、女王の間と地下室は閉鎖中。
100ポンドと大ピラミッド内部に入るのに、かなり高額。はっきり言って、内部は楽しめるものではないです。人が出入りするようには設計されていないので。
しかし、古代エジプトに少年の頃から興味を持っていたワシは是非、見たかった。そして、現実に見て、良かった。
大ピラミッド見学の後は、第2ピラミッドへ。
化粧岩がまだ天辺付近に残っています。
大きさは大ピラミッドより若干小さいのですが、第2ピラミッドのほうが遠くから見ると、大ピラミッドより大きく見えるんです。面白いものですね。
そしてギザの3大ピラミッドの中でもひときわ小さいのが、第3ピラミッド。真ん中にある溝はハーワード・ヴァイスによるダイナマイト使用の「発掘」により出来た傷です・・・。荒っぽいことをしていたものです。
第3ピラミッドは基礎部分に化粧石が残っています。見た感じ、ペルーの石組みに似てますね。
これは13世紀の地震により剥がれてしまった化粧石の残骸。一つ一つがかなり大きいのがわかります。
ここらあたりで、水を飲み乾してしまい、頭がクラクラと。一旦外に出て、昼飯休憩。
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再びピラミッド群にもどり、モノ売りやラクダ引きと戦いながら、進みます。
大ピラミッド付近。ごみが散乱しています。なんたることか・・・。
大ピラミッド横にある、船の墓場。ここに木造船(45メートルの長さ)が埋められていたんです。その船を見るのには50ポンドを支払わなければいけないので、見るのは諦めました。
見晴らし台に向かおうとしますが、なんと4時で終了!! ガードが来て、「もう終わりだよ。帰った帰った。」と追い出されてしまいました・・・。残念。帰り際に第2ピラミッドをパチリ。
外に出ると、ありました。「魔の巣窟」。ラクダと馬の厩舎。まぁ、彼らも生計を立てなければいけないのはわかりますが、もう少し商売の仕方を考えた方がいいですね。
357番のバスに乗りギザの街へ。ごみが散乱しています。これはヒドイ。ボリビア以下ですね。
世界でもっとも素晴らしい遺産であるギザのピラミッド群。確かに素晴らしいのですが、環境が良くないですね。もう少しやり方を考えれば、観光客ももっと満足しますし、地元民も商売繁盛するような気もするのですが・・・。
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うらやましいですwいつか大人になってお金貯めたら世界一周してやりたいですw
31日帰国なんですね!日本にはどれくらいいるんですか?
エジプトはゴミだらけ・・・。折角の遺産がもったいないよね。
でもピラミッド周辺以外は人がすっごく優しいよ。
そうだね、日本には1ヶ月くらいは滞在するかな。まぁ、帰国したら考えるよ。
>ピラミッドすげー!こんなところにもごみ問題があったなんて。
>うらやましいですwいつか大人になってお金貯めたら世界一周してやりたいですw
>
>31日帰国なんですね!日本にはどれくらいいるんですか?