三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
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Day 816: 2012年10月21日
Luxor to Aswan- Egypt (Nabian Oasis Hostel)
82,141km
電車に乗ってアスワンへ行ってきます。
目的は、
アブ・シンベル大神殿!!!
10月22日の早朝、朝日が神殿の最奥部「至聖殿」まで照らすのです。4体ある像のうち闇の神「プタハ」以外が照らされる、という凝り様。この現象は年に二回、2月22日と10月22日に起こるのだそう。
が、しかし、アスワンからアブ・シンベル神殿まではツアーに参加していくか、護衛付きのコンボイで行くしかない、らしいのです。ツアーは早朝3時半に出発し、7時半ごろ到着なので、朝日は見れません・・・。
さて、我々(ケンさん、つボイ先生、そしてワシ)は朝日が至聖殿を照らすのを見れるのか!?
乞うご期待!!!
PCを持っていかないので、結果はルクソールに戻ってきてからの報告となります。
2日待ってください!!!
追記☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
10時発の列車に乗り込むケンさん、つボイ先生、そしてワシ。2等の8号車の指定座席に座ります。
しばらくすると車掌さん(? 私服なので本当に車掌さんかはわかりません)がワシらのチケットをチェックし、「違うトレインだよ!」、と。「エっ!!?」と焦るワシら。
しかしなんだかんだ言った後、「まぁ、ここに座っとけ!」と行ってしまった車掌さん。一体なんだったのか??
進行方向は南で合ってるし、10時に首発した列車はこれだけだし・・・。違う列車ということなのか、違う車両ということなのか、はたまた違う座席だ、ということなおか。向こうの英語は拙いので、よくわからん。
まぁ、とりあえずはアスワンまで行くみたいなので、そのまま座ってました。
1時過ぎにアスワンの駅に到着。
ここいオマールの友達「タカシ」が迎えにきてくれていました。早速宿まで歩きます。
宿に着くとタカシはお茶を出してくれて早速アスワン近郊でできるツアーなどのインフォメーションを明瞭に説明してくれました。これは本当にありがたい。情報って本当に大切なんですよね。
で、「明日は特別なので、普段は3時半出発のツアーが午前0時に出発する。」とのこと。
しかも、帰りはファルーカ(小さい帆船)か豪華客船でナイル川を下りながらコム・オンボ遺跡やエドフ遺跡を訪ねてルクソールに戻る、というなんて魅力的なプランも。願ったり叶ったり。
ファルーカは1-2日下って、あとはバス移動。175ポンドくらい。で、豪華客船は1泊35米ドル。2泊のプランから。ファルーカの2倍以上しますが、豪華客船は3食付きで移動費込みで1泊35米ドル。これはここで逃したら二度と乗る事の無いであろう豪華客船プランで満場一致!!
今日余った時間はフィラエ島のイシス神殿を訪ねることにしました。
なんtもワシらが望んでいたこと全てをテキパキとこなしてしまうタカシ。何事もなかなか進まないエジプトではその光が更に増します。
早速迎えの車が来て(1人25ポンド)、フィラエ島への船着場まで。「ラッキーだったら他の観光客と船をシェアできるから往復1人5ポンドだけど、誰も他にいなかったら、一艘往復50ポンドだよ。」とドライバーのアフメッドさん。
生憎客は我々しかいません・・・。
で、遺跡入場チケットを買って、桟橋まで行くと。
なんと往復で100ポンド、と吹っかけて来ました。
「往復で50ポンドでしょ。それ以上は払わん!!」、と言っても、「観光客が少ないから仕方がないんだ。75ポンド!」とまだ吹っかけて来ます。
「観光客が少ないのは俺たちのせいじゃないだろ。そんなこと言ってんなら、帰るわ。」と、帰りかけると、「OK, OK,往復50ポンドだけどチップも入れて60ポンド!」ってな具合で本当にイライラしてきます。
仕方がないのでアフメッドさんを呼んできて、交渉してもらいましたが、「まぁ、60ポンドでいいんじゃない!?」と言うので、これ以上時間を無駄にするわけにもいかないので60ポンドで交渉成立。こういうところでいちいち交渉しなければならないのは本当に面倒くさい・・・。
だんだんとエジプトという国が嫌いになってきます。ルクソールの宿オマールやアスワンのタカシは旅人が何を求めているのかちゃんと把握し、それを提供してくれます。そうすると、我々も多少プレミアを支払ってでも彼らからサービスを受けたくなる、ということを他のエジプト人はわかっていないんですね・・・。もっと快適に旅が出来るようにならないものですかね。
こういう交渉を楽しむ、ってのもあるんですけど、クソ暑い中、毎回毎回、ってのは疲れます。
船に乗りしばらくすると、見えてきましたフィラエ島。
この神殿があった「本フィラエ島」もアスワン・ハイ・ダムで出来た人造湖「ナセル湖」に水没しているのですが、ユネスコの支援により、「現フィラエ島」に神殿全体を移築したのです。しかも、水没前の「本フィラエ島」そっくりに「現フィラエ島」を削ったとか・・・。そこまでやるか、ユネスコ。天晴れです。
上陸すると、神殿に圧倒されます。末期王朝のギリシア系プトレマイオス朝時の建造なので比較的新しく、保存状態も良好。
カルナック神殿とは違い、やはりギリシア建築や美術の絵影響が見られます。
正門、が素晴らしい。
これが女神「イシス」。冥界と豊穣の神「オシリス」も妹であり妻。天空の神「ホルス」の母。
イシスとホルス。イシスは地母神でおそらくメソポタミアの「イシュタル」とオリジンは一緒。プトレマイオス朝、さらにローマ時代にイシス信仰は隆盛を迎えたのです。
イシスが乳飲み子のホルスを抱えた像がエジプトのみならず、ローマ帝国内で出土します。
この信仰が下地になり、後のキリスト教(カトリック)の聖母マリア崇拝につながるのです。
柱が見事。趣がありますねぇ。
水辺にある神殿なので、なんか新鮮な感じがしていいですね。
これは落書きか!? エジプトの壁画を模倣しようとしたのでしょうか!? 下手ウマ具合が好きです。
19世紀初頭の落書きとかも会って、まぁ、落書きは落書きなんですけど、そこまで古いともう歴史的価値がある落書きですね。
1時間ほど見て周りましたが、3人でいろんな想像を膨らませて、楽しかったです。
宿に戻り、遅めの昼食を近くのレストランで。エジプトの名物料理「ハトの米詰めオーブン焼き」。これは美味かった。
今夜12時前にアブ・シンベルに向けて出発なので、5時過ぎに就寝。さて、アブ・シンベル神殿はどんな幻想をワシらに見せてくれるのか!? 楽しみです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
アブ・シンベル大神殿で朝日が拝めるよう、皆さんも願っていてください!!!
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Luxor to Aswan- Egypt (Nabian Oasis Hostel)
82,141km
電車に乗ってアスワンへ行ってきます。
目的は、
アブ・シンベル大神殿!!!
10月22日の早朝、朝日が神殿の最奥部「至聖殿」まで照らすのです。4体ある像のうち闇の神「プタハ」以外が照らされる、という凝り様。この現象は年に二回、2月22日と10月22日に起こるのだそう。
が、しかし、アスワンからアブ・シンベル神殿まではツアーに参加していくか、護衛付きのコンボイで行くしかない、らしいのです。ツアーは早朝3時半に出発し、7時半ごろ到着なので、朝日は見れません・・・。
さて、我々(ケンさん、つボイ先生、そしてワシ)は朝日が至聖殿を照らすのを見れるのか!?
乞うご期待!!!
PCを持っていかないので、結果はルクソールに戻ってきてからの報告となります。
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10時発の列車に乗り込むケンさん、つボイ先生、そしてワシ。2等の8号車の指定座席に座ります。
しばらくすると車掌さん(? 私服なので本当に車掌さんかはわかりません)がワシらのチケットをチェックし、「違うトレインだよ!」、と。「エっ!!?」と焦るワシら。
しかしなんだかんだ言った後、「まぁ、ここに座っとけ!」と行ってしまった車掌さん。一体なんだったのか??
進行方向は南で合ってるし、10時に首発した列車はこれだけだし・・・。違う列車ということなのか、違う車両ということなのか、はたまた違う座席だ、ということなおか。向こうの英語は拙いので、よくわからん。
まぁ、とりあえずはアスワンまで行くみたいなので、そのまま座ってました。
1時過ぎにアスワンの駅に到着。
ここいオマールの友達「タカシ」が迎えにきてくれていました。早速宿まで歩きます。
宿に着くとタカシはお茶を出してくれて早速アスワン近郊でできるツアーなどのインフォメーションを明瞭に説明してくれました。これは本当にありがたい。情報って本当に大切なんですよね。
で、「明日は特別なので、普段は3時半出発のツアーが午前0時に出発する。」とのこと。
しかも、帰りはファルーカ(小さい帆船)か豪華客船でナイル川を下りながらコム・オンボ遺跡やエドフ遺跡を訪ねてルクソールに戻る、というなんて魅力的なプランも。願ったり叶ったり。
ファルーカは1-2日下って、あとはバス移動。175ポンドくらい。で、豪華客船は1泊35米ドル。2泊のプランから。ファルーカの2倍以上しますが、豪華客船は3食付きで移動費込みで1泊35米ドル。これはここで逃したら二度と乗る事の無いであろう豪華客船プランで満場一致!!
今日余った時間はフィラエ島のイシス神殿を訪ねることにしました。
なんtもワシらが望んでいたこと全てをテキパキとこなしてしまうタカシ。何事もなかなか進まないエジプトではその光が更に増します。
早速迎えの車が来て(1人25ポンド)、フィラエ島への船着場まで。「ラッキーだったら他の観光客と船をシェアできるから往復1人5ポンドだけど、誰も他にいなかったら、一艘往復50ポンドだよ。」とドライバーのアフメッドさん。
生憎客は我々しかいません・・・。
で、遺跡入場チケットを買って、桟橋まで行くと。
なんと往復で100ポンド、と吹っかけて来ました。
「往復で50ポンドでしょ。それ以上は払わん!!」、と言っても、「観光客が少ないから仕方がないんだ。75ポンド!」とまだ吹っかけて来ます。
「観光客が少ないのは俺たちのせいじゃないだろ。そんなこと言ってんなら、帰るわ。」と、帰りかけると、「OK, OK,往復50ポンドだけどチップも入れて60ポンド!」ってな具合で本当にイライラしてきます。
仕方がないのでアフメッドさんを呼んできて、交渉してもらいましたが、「まぁ、60ポンドでいいんじゃない!?」と言うので、これ以上時間を無駄にするわけにもいかないので60ポンドで交渉成立。こういうところでいちいち交渉しなければならないのは本当に面倒くさい・・・。
だんだんとエジプトという国が嫌いになってきます。ルクソールの宿オマールやアスワンのタカシは旅人が何を求めているのかちゃんと把握し、それを提供してくれます。そうすると、我々も多少プレミアを支払ってでも彼らからサービスを受けたくなる、ということを他のエジプト人はわかっていないんですね・・・。もっと快適に旅が出来るようにならないものですかね。
こういう交渉を楽しむ、ってのもあるんですけど、クソ暑い中、毎回毎回、ってのは疲れます。
船に乗りしばらくすると、見えてきましたフィラエ島。
この神殿があった「本フィラエ島」もアスワン・ハイ・ダムで出来た人造湖「ナセル湖」に水没しているのですが、ユネスコの支援により、「現フィラエ島」に神殿全体を移築したのです。しかも、水没前の「本フィラエ島」そっくりに「現フィラエ島」を削ったとか・・・。そこまでやるか、ユネスコ。天晴れです。
上陸すると、神殿に圧倒されます。末期王朝のギリシア系プトレマイオス朝時の建造なので比較的新しく、保存状態も良好。
カルナック神殿とは違い、やはりギリシア建築や美術の絵影響が見られます。
正門、が素晴らしい。
これが女神「イシス」。冥界と豊穣の神「オシリス」も妹であり妻。天空の神「ホルス」の母。
イシスとホルス。イシスは地母神でおそらくメソポタミアの「イシュタル」とオリジンは一緒。プトレマイオス朝、さらにローマ時代にイシス信仰は隆盛を迎えたのです。
イシスが乳飲み子のホルスを抱えた像がエジプトのみならず、ローマ帝国内で出土します。
この信仰が下地になり、後のキリスト教(カトリック)の聖母マリア崇拝につながるのです。
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水辺にある神殿なので、なんか新鮮な感じがしていいですね。
これは落書きか!? エジプトの壁画を模倣しようとしたのでしょうか!? 下手ウマ具合が好きです。
19世紀初頭の落書きとかも会って、まぁ、落書きは落書きなんですけど、そこまで古いともう歴史的価値がある落書きですね。
1時間ほど見て周りましたが、3人でいろんな想像を膨らませて、楽しかったです。
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Day 815: 2012年10月20日
Luxor - Egypt (Bomerang Hostel)
82,141km
さて、今日はルクソールの西岸、王家の谷に行って見ます。
流石に自転車では暑くて死んでしまいそうなので、ツアーに参加です。参加メンバーは、ケンさん、つボイ先生、ナカタ、そしてワシの四人。そしてオランダ人のオジさん。ガイドはアラディンです。ミニバンに乗ってゴー!
ナイル川の東岸を10キロほど南に降ります。畑などが広がるのどかな風景。
橋を渡り西岸へ。
先ずは王家の谷の手前にある、「メムノンの巨像」を見学。
この巨像はかつてアメンホテプ3世の葬祭殿(ファラオの死後ミイラを作るために70日間だけ使用される)の入り口にあった巨像なんですが、葬祭殿は後のファラオのメルエンプタハ(ラムセス2世の子)の葬祭殿のための石材調達の為に解体されてしまって、野原になってしまったのだそうです。
そして巨像2対だけが残った。
我が王アクエンアテンの父にして第18王朝が一番栄えたときのファラオ、アメンホテプ3世の葬祭殿。さぞかし立派だったのでしょう。しかし、今はその面影を辿るのは難しい。
さて、次は王家の谷です。風景はこんな感じ。なんか荒涼としててワクワクするでしょ?
が、しかし、王家の谷へはカメラ持込禁止なんです。これはフラッシュを使ってはいけない王墓の中でフラッシュを使って写真を撮っていた観光客が多すぎたため、遺跡保存のため、カメラ持込を禁止したのです。
なので、カメラはミニバンの中に置いていきます。
ここではラムセス4世の墓(壁画がキレイ。色もよく保存されています)や、
ラムセス9世の墓(面白いデザイン、変な顔、変なポーズの絵があって楽しい!!)
ツタンカーメンの墓(追加料金100ポンド。本当に小さい。よくアレだけの副葬品が納められていた、なと思うくらいの小ささ。ツタンカーメン王のミイラが安置されています。見るべきものは、王のあとを継いだアイ王が亡くなったツタンカーメン王に「口開け」の儀式を施している壁画です。これで100ポンドは高い気もしますが、王とハーワード・カーターの偉業に敬意をこめて見学させていただきました。)や、
ラムセス1世の墓(結構深く掘ってあります。兎に角蒸し暑い!!)を見学。
「素晴らしい」、の一言に尽きます。
本当はラムセス6世の墓も見学したかったのですが、50ポンド増しですし、ツアーなので時間も限られているため、次回、に。
次はハトシェプスト女王の葬祭殿へ。
ここは有名な観光名所ですね。が、しかし1997年に悲劇があった場所でもあります。テロリストによる無差別乱射事件により、日本人を含む63名が命を落とされました。犠牲者の方のご冥福を祈ります。
葬祭殿なのでハトシェプスト女王の生前の功績を讃えるレリーフが盛りだくさん。プント(現在のソマリア辺りにあった国)との交易の図など。写真は有名な「プントの女王」のレリーフ。真ん中のレリーフがそれです。
葬祭殿からは砂漠からナイル河畔の緑、さらに東岸のカルナック神殿まで見渡せます。
所々色が残っているレリーフもあったり。
サーフボードらしきものを担いでいる兵士がいたり(ガイドのアラディン曰く)。
築3,500年にしては新しく見えますよね?
そうなんです、近代の地震によって倒壊してしまったので再建したのです。70パーセントは再建、だそうです。
もちろんここでもアメン神が幅を利かせてます。アメン神に捧げものをしている女王のレリーフがある入り口。当然ヒツジはアメンを越えるつもりです。
ハトシェプストはトトメス2世の正妻でしたが(彼女自身もトトメス1世の娘)、跡継ぎのトトメス3世は妾腹だったのです。トトメス2世は早世したため、幼いトトメス3世の共同統治王として君臨したのです。
女王の死後、トトメス3世により、彼女の名前や功績は記録から消された、と考えられています。実際に彼女のカルトゥーシュ(王の名前を囲む楕円形の枠)は削られています。
お葬式(ミイラを作る儀式、そして埋葬の儀式)を執り行うために、たった70日の為にこんなに立派な建物を造るとはすごいものです。
しかし、王がミイラになり、死後の世界へ行き、そして新しい王が即位する、という一連の流れは、エジプトではとても重要だったのです。
次は、アラバスター石工を訪ねてみました。古代エジプトから、アラバスター加工品はエジプトの特産。今も手作りを続けている職人がいます。大したものです。1つ欲しいですが、まぁ、持って帰るのが大変なのでやめておきます。
最後は女王の谷へ。ここは、王家の子女が葬られています。3つの墓を訪ねましたが、王家の谷のファラオの墓よりも装飾が丁寧なような気がしました。おそらく王が生きているうちに亡くなった王子の墓だったので、王の目が光っていたんですかね。王の墓は王の生前から作られているのでしょうが、王が亡くなった後は、手抜きしたのではないでしょうかね!?
ツアーは2時ごろに終了。なかなか内容の濃いツアーでした。もちろん、時間に制限があり、見たいところに時間をかけられない、など不都合もありますが、自転車で行ってたら、恐らく乾しあがっていたでしょう。タクシーと交渉するのはこのクソ暑い中ウンザリなので、ツアーに参加してよかったです。
一旦宿に戻り、鉄道駅に行って明日のアスワン行きのチケットを買って、昼飯。炭焼きチキンが絶品です。パンも胡麻ペーストも美味しい。
そしてナカタのドキュメンタリー映画に参加!! ナカタは映画監督なんです。世界を旅しながら、旅人にインタビューをして、ドキュメンタリー映画を作っている途中なんだそうです。実は昨日もカルナック神殿で撮影してたのです。
インタビューの内容は:
1. 愛とは、憎とはなんですか?
2. 善とは、悪とはなんですか?
3. 何故旅をしているのですか?
4. 世界の誰かにメッセージを。
です。ワシのインタビューはここから見れます。
映画の完成は3-5年後、だそうです。楽しみですね。
今日は昨日より天気が良く、夕暮れのナイルを楽しむ4人でした。
さて、明日は10時の列車でアスワンに行きます。ナカタとはここでお別れです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
王家の谷、ハトシェプスト葬祭殿、女王の谷、よかったです。エジプトはやはり素晴らしい。もうすこし、保存の仕方を観光客も政府も考えなければいけませんが・・・。
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Luxor - Egypt (Bomerang Hostel)
82,141km
さて、今日はルクソールの西岸、王家の谷に行って見ます。
流石に自転車では暑くて死んでしまいそうなので、ツアーに参加です。参加メンバーは、ケンさん、つボイ先生、ナカタ、そしてワシの四人。そしてオランダ人のオジさん。ガイドはアラディンです。ミニバンに乗ってゴー!
ナイル川の東岸を10キロほど南に降ります。畑などが広がるのどかな風景。
橋を渡り西岸へ。
先ずは王家の谷の手前にある、「メムノンの巨像」を見学。
この巨像はかつてアメンホテプ3世の葬祭殿(ファラオの死後ミイラを作るために70日間だけ使用される)の入り口にあった巨像なんですが、葬祭殿は後のファラオのメルエンプタハ(ラムセス2世の子)の葬祭殿のための石材調達の為に解体されてしまって、野原になってしまったのだそうです。
そして巨像2対だけが残った。
我が王アクエンアテンの父にして第18王朝が一番栄えたときのファラオ、アメンホテプ3世の葬祭殿。さぞかし立派だったのでしょう。しかし、今はその面影を辿るのは難しい。
さて、次は王家の谷です。風景はこんな感じ。なんか荒涼としててワクワクするでしょ?
が、しかし、王家の谷へはカメラ持込禁止なんです。これはフラッシュを使ってはいけない王墓の中でフラッシュを使って写真を撮っていた観光客が多すぎたため、遺跡保存のため、カメラ持込を禁止したのです。
なので、カメラはミニバンの中に置いていきます。
ここではラムセス4世の墓(壁画がキレイ。色もよく保存されています)や、
ラムセス9世の墓(面白いデザイン、変な顔、変なポーズの絵があって楽しい!!)
ツタンカーメンの墓(追加料金100ポンド。本当に小さい。よくアレだけの副葬品が納められていた、なと思うくらいの小ささ。ツタンカーメン王のミイラが安置されています。見るべきものは、王のあとを継いだアイ王が亡くなったツタンカーメン王に「口開け」の儀式を施している壁画です。これで100ポンドは高い気もしますが、王とハーワード・カーターの偉業に敬意をこめて見学させていただきました。)や、
ラムセス1世の墓(結構深く掘ってあります。兎に角蒸し暑い!!)を見学。
「素晴らしい」、の一言に尽きます。
本当はラムセス6世の墓も見学したかったのですが、50ポンド増しですし、ツアーなので時間も限られているため、次回、に。
次はハトシェプスト女王の葬祭殿へ。
ここは有名な観光名所ですね。が、しかし1997年に悲劇があった場所でもあります。テロリストによる無差別乱射事件により、日本人を含む63名が命を落とされました。犠牲者の方のご冥福を祈ります。
葬祭殿なのでハトシェプスト女王の生前の功績を讃えるレリーフが盛りだくさん。プント(現在のソマリア辺りにあった国)との交易の図など。写真は有名な「プントの女王」のレリーフ。真ん中のレリーフがそれです。
葬祭殿からは砂漠からナイル河畔の緑、さらに東岸のカルナック神殿まで見渡せます。
所々色が残っているレリーフもあったり。
サーフボードらしきものを担いでいる兵士がいたり(ガイドのアラディン曰く)。
築3,500年にしては新しく見えますよね?
そうなんです、近代の地震によって倒壊してしまったので再建したのです。70パーセントは再建、だそうです。
もちろんここでもアメン神が幅を利かせてます。アメン神に捧げものをしている女王のレリーフがある入り口。当然ヒツジはアメンを越えるつもりです。
ハトシェプストはトトメス2世の正妻でしたが(彼女自身もトトメス1世の娘)、跡継ぎのトトメス3世は妾腹だったのです。トトメス2世は早世したため、幼いトトメス3世の共同統治王として君臨したのです。
女王の死後、トトメス3世により、彼女の名前や功績は記録から消された、と考えられています。実際に彼女のカルトゥーシュ(王の名前を囲む楕円形の枠)は削られています。
お葬式(ミイラを作る儀式、そして埋葬の儀式)を執り行うために、たった70日の為にこんなに立派な建物を造るとはすごいものです。
しかし、王がミイラになり、死後の世界へ行き、そして新しい王が即位する、という一連の流れは、エジプトではとても重要だったのです。
次は、アラバスター石工を訪ねてみました。古代エジプトから、アラバスター加工品はエジプトの特産。今も手作りを続けている職人がいます。大したものです。1つ欲しいですが、まぁ、持って帰るのが大変なのでやめておきます。
最後は女王の谷へ。ここは、王家の子女が葬られています。3つの墓を訪ねましたが、王家の谷のファラオの墓よりも装飾が丁寧なような気がしました。おそらく王が生きているうちに亡くなった王子の墓だったので、王の目が光っていたんですかね。王の墓は王の生前から作られているのでしょうが、王が亡くなった後は、手抜きしたのではないでしょうかね!?
ツアーは2時ごろに終了。なかなか内容の濃いツアーでした。もちろん、時間に制限があり、見たいところに時間をかけられない、など不都合もありますが、自転車で行ってたら、恐らく乾しあがっていたでしょう。タクシーと交渉するのはこのクソ暑い中ウンザリなので、ツアーに参加してよかったです。
一旦宿に戻り、鉄道駅に行って明日のアスワン行きのチケットを買って、昼飯。炭焼きチキンが絶品です。パンも胡麻ペーストも美味しい。
そしてナカタのドキュメンタリー映画に参加!! ナカタは映画監督なんです。世界を旅しながら、旅人にインタビューをして、ドキュメンタリー映画を作っている途中なんだそうです。実は昨日もカルナック神殿で撮影してたのです。
インタビューの内容は:
1. 愛とは、憎とはなんですか?
2. 善とは、悪とはなんですか?
3. 何故旅をしているのですか?
4. 世界の誰かにメッセージを。
です。ワシのインタビューはここから見れます。
映画の完成は3-5年後、だそうです。楽しみですね。
今日は昨日より天気が良く、夕暮れのナイルを楽しむ4人でした。
さて、明日は10時の列車でアスワンに行きます。ナカタとはここでお別れです。
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王家の谷、ハトシェプスト葬祭殿、女王の谷、よかったです。エジプトはやはり素晴らしい。もうすこし、保存の仕方を観光客も政府も考えなければいけませんが・・・。
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Day 814: 2012年10月19日
Luxor - Egypt (Bomerang Hostel)
82,141km
昨晩はつボイ先生に感謝です。ワシのシートは全くリクライニングせず、出発して1時間も経たないうちに腰が痛くなり、なんとつボイ先生が席を交換してくれたんです。お陰様で眠ることが出来ました。
9時に出発で10時間の行程と聞いていたので、まぁ、定刻通りなら朝7時、まぁ、多少遅れると予想していたのですが、ルクソールに到着したのは5時半ごろ。バスを降りると早速客引きやタクシーが待ち構えています。
それらをかわして予約した宿へ向かって歩き出します。少し明るくなりかけた空に教会が美しい。
歩いてしばらくすると、
ルクソール神殿!!! スフィンクス参道が素晴らしい。かつてはカルナック神殿までこのスフィンクス参道が通じていたそうです。
そして、正門。現在はオベリスクが一本しかありませんが、建設当時は2本ありました。片方は今パリのコンコルド広場にあるんです。この間見てきましたね。
神殿中ほどの支柱群まで見えます。
宿に到着すると、バスで一緒だった中国人の旅行者もワシらの直ぐ後に到着。彼のあだ名は「ナカタ」なんだそうです。これは日本人が覚えやすいため。
一緒にチェクインして、3人部屋をシェアし、今日明日の行動を共にすることに。
まだ出かけるのには時間が早いので、シャワーを浴びたりして、朝飯を食べようと下にいくと日本人パッカーのケンさんと出会いました。ケンさんも今日行動を共にすることに。
自転車でルクソールの東側を周ります。先ず目指すはカルナック神殿。
ナイル川を左手に眺めながら進みます。
30分くらい自転車を漕いで、
やって来ました、カルナック神殿!!! 入場料は65ポンドです。
カルナック神殿はいろいろな神殿の複合体なんですが、その中でも最大なのは、アメン大神殿。
そうです、羊頭の神、アメン。ここルクソールは古代はテーベと呼ばれ、中王国と新王国の首都だったところ。このテーベの地方神にすぎなかったアメンが王権の伸張に連れてだんだんと大きくなり、遂にはラー神と合体して、アメン・ラー神としてエジプトの主神となったのです。
なので、羊だらけ!!!
ヒツジも大興奮!!!
更にヒツジと羊!!!
カルナック神殿は壮大です。いたるところに巨像が。
そしてレリーフの素晴らしいこと。
王(ファラオ)がアメン・ラー神に捧げものをしている図。
オチ君からPちゃんへ、そしてワシからつボイ先生へと引き継がれたお守り(?)をつボイ先生からケンさんに引き継いだ図。もともとはオチ君がラオスで地元民にもらったとのこと。
エンジェルとピネジェムの巨像。
この柱の大きさ!!!
先ほどの大きさの柱が一列に6本も並んでいるんです。圧巻です。
レリーフにはまだ色のあるものも。これは人型・人面のアメン神の色がキレイに残ってますね。右下の人物(王)のレリーフが意図的に消されているのを注目。
これも王が意図的に消されています。後の王の政治的な理由からの記録抹殺か、それとも個人的恨みなのか、はたまた・・・?
比較的上のほうには色が残っている場合が。この神殿がまだ機能している頃にはさぞかし鮮やかで美しかったのでしょうね。
レリーフには浅く彫られているのもあれば、深く彫られているのもあります。長年をかけて様々な王に建設されたので、王の趣味、その時代背景、様式などで変わってくるんですね。
これが有名なラムセス2世による「カデシュの戦い」戦勝記念レリーフ。宿敵ヒッタイトの軍隊を1人で撃滅した、なんて感じで書いてあるんです。
これも深く、というか深すぎですね、レリーフ。
深いのでさきほどのお守り(?)もすっぽり。
再び支柱群へ。何度見ても素晴らしい。
ナカタもここには満足したようです。
沢山の見所があり、全く飽きません。
もっともっと紹介したいのですが、時間がかかりすぎるので、ここで割愛させていただきます。
まぁ、「素晴らしい」の一言に尽きます。
一旦宿に戻り、近くの食堂で昼飯。ナカタとつボイ先生は昼寝。ケンさんとワシはルクソール博物館へ。
入館料は80ポンドと高目。また収蔵品の数もカイロの博物館と比べものにならないくらい少ないですが、一つ一つの所蔵品もなかなか面白いですし、きちんと保管・展示・説明しているので、こちらの博物館に好意を持ちます。
と、いうか博物館てルクソール博物館みたいにするのが当たり前だと思うのですが。
ここでもアクエンアテン王の像が3体あったり、第18王朝の初代ファラオ、アフメス王のミイラや、トトメス3世の像があったりと得した気分。
宿に戻り、ナカタとつボイ先生と合流して4人で夜のナイル河畔を歩くのでした(客引きがウザ過ぎです・・・)。
よるのルクソール神殿はライトアップされていてなかなかイイ感じ。
さて、明日はルクソールの西側、「王家の谷」ツアーに参加してきます。
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カルナック神殿、素晴らしい!!! その一言に尽きます。
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Luxor - Egypt (Bomerang Hostel)
82,141km
昨晩はつボイ先生に感謝です。ワシのシートは全くリクライニングせず、出発して1時間も経たないうちに腰が痛くなり、なんとつボイ先生が席を交換してくれたんです。お陰様で眠ることが出来ました。
9時に出発で10時間の行程と聞いていたので、まぁ、定刻通りなら朝7時、まぁ、多少遅れると予想していたのですが、ルクソールに到着したのは5時半ごろ。バスを降りると早速客引きやタクシーが待ち構えています。
それらをかわして予約した宿へ向かって歩き出します。少し明るくなりかけた空に教会が美しい。
歩いてしばらくすると、
ルクソール神殿!!! スフィンクス参道が素晴らしい。かつてはカルナック神殿までこのスフィンクス参道が通じていたそうです。
そして、正門。現在はオベリスクが一本しかありませんが、建設当時は2本ありました。片方は今パリのコンコルド広場にあるんです。この間見てきましたね。
神殿中ほどの支柱群まで見えます。
宿に到着すると、バスで一緒だった中国人の旅行者もワシらの直ぐ後に到着。彼のあだ名は「ナカタ」なんだそうです。これは日本人が覚えやすいため。
一緒にチェクインして、3人部屋をシェアし、今日明日の行動を共にすることに。
まだ出かけるのには時間が早いので、シャワーを浴びたりして、朝飯を食べようと下にいくと日本人パッカーのケンさんと出会いました。ケンさんも今日行動を共にすることに。
自転車でルクソールの東側を周ります。先ず目指すはカルナック神殿。
ナイル川を左手に眺めながら進みます。
30分くらい自転車を漕いで、
やって来ました、カルナック神殿!!! 入場料は65ポンドです。
カルナック神殿はいろいろな神殿の複合体なんですが、その中でも最大なのは、アメン大神殿。
そうです、羊頭の神、アメン。ここルクソールは古代はテーベと呼ばれ、中王国と新王国の首都だったところ。このテーベの地方神にすぎなかったアメンが王権の伸張に連れてだんだんと大きくなり、遂にはラー神と合体して、アメン・ラー神としてエジプトの主神となったのです。
なので、羊だらけ!!!
ヒツジも大興奮!!!
更にヒツジと羊!!!
カルナック神殿は壮大です。いたるところに巨像が。
そしてレリーフの素晴らしいこと。
王(ファラオ)がアメン・ラー神に捧げものをしている図。
オチ君からPちゃんへ、そしてワシからつボイ先生へと引き継がれたお守り(?)をつボイ先生からケンさんに引き継いだ図。もともとはオチ君がラオスで地元民にもらったとのこと。
エンジェルとピネジェムの巨像。
この柱の大きさ!!!
先ほどの大きさの柱が一列に6本も並んでいるんです。圧巻です。
レリーフにはまだ色のあるものも。これは人型・人面のアメン神の色がキレイに残ってますね。右下の人物(王)のレリーフが意図的に消されているのを注目。
これも王が意図的に消されています。後の王の政治的な理由からの記録抹殺か、それとも個人的恨みなのか、はたまた・・・?
比較的上のほうには色が残っている場合が。この神殿がまだ機能している頃にはさぞかし鮮やかで美しかったのでしょうね。
レリーフには浅く彫られているのもあれば、深く彫られているのもあります。長年をかけて様々な王に建設されたので、王の趣味、その時代背景、様式などで変わってくるんですね。
これが有名なラムセス2世による「カデシュの戦い」戦勝記念レリーフ。宿敵ヒッタイトの軍隊を1人で撃滅した、なんて感じで書いてあるんです。
これも深く、というか深すぎですね、レリーフ。
深いのでさきほどのお守り(?)もすっぽり。
再び支柱群へ。何度見ても素晴らしい。
ナカタもここには満足したようです。
沢山の見所があり、全く飽きません。
もっともっと紹介したいのですが、時間がかかりすぎるので、ここで割愛させていただきます。
まぁ、「素晴らしい」の一言に尽きます。
一旦宿に戻り、近くの食堂で昼飯。ナカタとつボイ先生は昼寝。ケンさんとワシはルクソール博物館へ。
入館料は80ポンドと高目。また収蔵品の数もカイロの博物館と比べものにならないくらい少ないですが、一つ一つの所蔵品もなかなか面白いですし、きちんと保管・展示・説明しているので、こちらの博物館に好意を持ちます。
と、いうか博物館てルクソール博物館みたいにするのが当たり前だと思うのですが。
ここでもアクエンアテン王の像が3体あったり、第18王朝の初代ファラオ、アフメス王のミイラや、トトメス3世の像があったりと得した気分。
宿に戻り、ナカタとつボイ先生と合流して4人で夜のナイル河畔を歩くのでした(客引きがウザ過ぎです・・・)。
よるのルクソール神殿はライトアップされていてなかなかイイ感じ。
さて、明日はルクソールの西側、「王家の谷」ツアーに参加してきます。
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カルナック神殿、素晴らしい!!! その一言に尽きます。
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Day 813: 2012年10月18日
Cairo to Luxor - Egypt (on the bus to Luxor)
82,141km
ついにカイロ考古学博物館に行ってきました!!
ここにはかのツタンカーメンの黄金のマスクを始め、彼の副葬品が所狭しと展示されています。もちろん、その他の貴重な出土品、ファラオや王族のミイラなどと盛りだくさん。古代エジプトに興味のあるものなら必見の博物館。
しかし、訪れた人はその展示方法や保存状況などを見て、かなりガッカリする、とも聞いています。さて真実は如何に!?
宿から博物館へは歩いて15分ほど。ほう、やって来ました、カイロ考古学博物館。9時チョイ過ぎに到着ですが、既に混雑(9時に開館です)。入館料は60ポンド。そして王室のミイラ室には100ポンドの入室料がかかります。
博物館の外にも、いろいろなものが置いてあります。館内に入りきれないのか?
さて、行って見ましょう。
あ、そうそう、カメラは持ち込み禁止、なのでクラークに預けます。なので以下の写真はネットからの転載です。
のっけから、団体観光客が行く手を阻んで、見学しにくい。
しかも館内は冷房が効いていないので、暑い・・・。
確かに収蔵品が多すぎるので、博物館というよりも、「物置」と化している、カイロ考古学博物館・・・。
収蔵品をべたべた触っている人もいるし・・・。
ギザの河岸神殿で発見されたカフラー王の像や、
唯一現存しているクフ王の像(本当に小さい)や、
メンチュホテプ2世の像などを、見ながら今日のメインイベントを見に行きます(実はワシのメインイベントは他にあるのですが)。
それはツタンカーメン王の黄金のマスクと副葬品。
流石に黄金のマスクの部屋は冷房が効いていました。
実際に黄金のマスクを見ると、結構造りが粗い。ヒツジも黄金のマスクを堪能。
これよりも黄金の棺(第一棺)のほうが立派でいい造りだと思うのですけど。
その他の副葬品の数々の多さには圧倒されます。「素晴らしい」、の一言に尽きます。
本当に収蔵品が多い。ジックリ見ていたら、何日でも足りない、というのは本当ですね。しかし、収蔵スペースがないせいか、展示も乱雑。パピルスなどもあるのに、空調管理をしていないのは問題ではないですかね。
2階にある展示品を見て周った後(暑いし、飲み物も飲めないのでクラクラしてきました)、1階の展示品を見て周ります。
そうです、ワシのメインイベントとは、この人の遺品なんです。
じゃぁーーーーん、アクエンアテン!!!
彼の巨像が3体に、ネフェルティティ(推定)の巨像が一体、
さらにアマルナ美術など、かなり充実。
感動です。
他にも収蔵品は盛りだくさん。が、しかし、体力的にツライ。水が欲しい・・・。
で、空調が効いている、王室ミイラ室へ。
ここには18王朝や19王朝の有名ファラオ:セケネンラー・タァ2世(17王朝ですが)、ハトシェプスト女王、トトメス3世、アメンホテプ2世、セティ1世、ラムセス2世などなどのミイラが展示されています。
そして別室にはなんと、
アクエンアテン!!!
の骸骨が。何故だか、我が敬愛する王はミイラでなくて白骨化・・・。
しかし、王と対面できて、光栄でした。Rest in peace, my King.
そうそう、結構携帯電話のカメラを使って写真を撮っている輩が目立ちます。しかもコンデジまで持っている輩まで・・・。本当にルールを守らない奴はいるんですね。
しかし、色々な博物館や美術館へ行きましたが、カメラ持ち込み禁止、撮影禁止をここまで守られていないのは初めてです。ガイドですら収蔵品をベタベタ触ってます・・・。これを見て、本当にゲンナリしてしまいます。
まぁ、殆どの収蔵品を見たことですし、暑くて、喉が渇いて倒れそうですし、上記の理由でゲンナリなので、4時間半で博物館を退散。
堪能しました、が、なにか苦い思いを感じました。
さて、今夜9時のバスでルクソールに向かいます。行程14時間だそうですね。エジプトのバスはかなり極悪環境らしいので、覚悟しないと・・・。
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カイロ考古学博物館は人類の宝庫なんですが、極悪環境です。何故ドイツ、フランス、イギリスなどがその所蔵品をエジプトに返還したがらないのかがわかりました。今夜ルクソールに行ってきます!!
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Cairo to Luxor - Egypt (on the bus to Luxor)
82,141km
ついにカイロ考古学博物館に行ってきました!!
ここにはかのツタンカーメンの黄金のマスクを始め、彼の副葬品が所狭しと展示されています。もちろん、その他の貴重な出土品、ファラオや王族のミイラなどと盛りだくさん。古代エジプトに興味のあるものなら必見の博物館。
しかし、訪れた人はその展示方法や保存状況などを見て、かなりガッカリする、とも聞いています。さて真実は如何に!?
宿から博物館へは歩いて15分ほど。ほう、やって来ました、カイロ考古学博物館。9時チョイ過ぎに到着ですが、既に混雑(9時に開館です)。入館料は60ポンド。そして王室のミイラ室には100ポンドの入室料がかかります。
博物館の外にも、いろいろなものが置いてあります。館内に入りきれないのか?
さて、行って見ましょう。
あ、そうそう、カメラは持ち込み禁止、なのでクラークに預けます。なので以下の写真はネットからの転載です。
のっけから、団体観光客が行く手を阻んで、見学しにくい。
しかも館内は冷房が効いていないので、暑い・・・。
確かに収蔵品が多すぎるので、博物館というよりも、「物置」と化している、カイロ考古学博物館・・・。
収蔵品をべたべた触っている人もいるし・・・。
ギザの河岸神殿で発見されたカフラー王の像や、
唯一現存しているクフ王の像(本当に小さい)や、
メンチュホテプ2世の像などを、見ながら今日のメインイベントを見に行きます(実はワシのメインイベントは他にあるのですが)。
それはツタンカーメン王の黄金のマスクと副葬品。
流石に黄金のマスクの部屋は冷房が効いていました。
実際に黄金のマスクを見ると、結構造りが粗い。ヒツジも黄金のマスクを堪能。
これよりも黄金の棺(第一棺)のほうが立派でいい造りだと思うのですけど。
その他の副葬品の数々の多さには圧倒されます。「素晴らしい」、の一言に尽きます。
本当に収蔵品が多い。ジックリ見ていたら、何日でも足りない、というのは本当ですね。しかし、収蔵スペースがないせいか、展示も乱雑。パピルスなどもあるのに、空調管理をしていないのは問題ではないですかね。
2階にある展示品を見て周った後(暑いし、飲み物も飲めないのでクラクラしてきました)、1階の展示品を見て周ります。
そうです、ワシのメインイベントとは、この人の遺品なんです。
じゃぁーーーーん、アクエンアテン!!!
彼の巨像が3体に、ネフェルティティ(推定)の巨像が一体、
さらにアマルナ美術など、かなり充実。
感動です。
他にも収蔵品は盛りだくさん。が、しかし、体力的にツライ。水が欲しい・・・。
で、空調が効いている、王室ミイラ室へ。
ここには18王朝や19王朝の有名ファラオ:セケネンラー・タァ2世(17王朝ですが)、ハトシェプスト女王、トトメス3世、アメンホテプ2世、セティ1世、ラムセス2世などなどのミイラが展示されています。
そして別室にはなんと、
アクエンアテン!!!
の骸骨が。何故だか、我が敬愛する王はミイラでなくて白骨化・・・。
しかし、王と対面できて、光栄でした。Rest in peace, my King.
そうそう、結構携帯電話のカメラを使って写真を撮っている輩が目立ちます。しかもコンデジまで持っている輩まで・・・。本当にルールを守らない奴はいるんですね。
しかし、色々な博物館や美術館へ行きましたが、カメラ持ち込み禁止、撮影禁止をここまで守られていないのは初めてです。ガイドですら収蔵品をベタベタ触ってます・・・。これを見て、本当にゲンナリしてしまいます。
まぁ、殆どの収蔵品を見たことですし、暑くて、喉が渇いて倒れそうですし、上記の理由でゲンナリなので、4時間半で博物館を退散。
堪能しました、が、なにか苦い思いを感じました。
さて、今夜9時のバスでルクソールに向かいます。行程14時間だそうですね。エジプトのバスはかなり極悪環境らしいので、覚悟しないと・・・。
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Day 812: 2012年10月17日
Cairo - Egypt (Venis Hosokawaya)
82,141km
昨晩から熱中症で寝ていた三郎です。いやぁー、頭が痛いし、お腹は下るわで、シンドかった。
夜の8時過ぎから朝の9時過ぎまで寝ていましたが、まだまだ頭痛はとれず。それでもかなり良くなりました。
で、明日ルクソールに行く予定なので、夜行列車で行こうと思ってたのですが、どうやらエジプトのホリデーシーズンなので(犠牲祭)一等車は満席。寝台車は70米ドルと高いので、バスで行くことに。
10月22日はアスワンのアブ・シンベル神殿の一番奥の至聖所に朝日が入って中の御神体を照らすんです。まぁ、それを見るのには朝かなり早くアスワンを出てアブ・シンベルまで行かなければならない(アスワンやアブ・シンベルは個人的に自由に移動できないそうです)ので結構難しいかもしれませんが、この時期にたまたま居合わせるのなら、見ておこうと。
バス・ターミナルまでつボイ先生とタケローさんと行きます(タケローさんは宿でであった日本人バックパッカー。空港で出会ったエジプト人の家に1ヶ月以上ホームステイしていたというツワモノ。アラビア語も多少話せるとか)。
バス・ターミナルでルクソール行きのカウンターに並びますが、まぁ、エジプト人は「並ぶ」という概念がないようです。我先に、とカウンターに押しかけます。
こう言うと、エジプト人はマナーがないように聞こえますが、とても親切なのも確か。しかしなんで並ばないのだろう・・・?
「ルクソールまで2名」と英語で「For 2 people to Luxor」と言ったら400エジプト・ポンドと。なんか、高いなぁ、って思いましたが、400ポンドを渡すと、何故だかチケットが4枚!!?
「2人だから2座席でいいんだよ。」と言うと、「For me 4 tickets」とかわけのわからん事を言ってます。まぁ、結局2座席で200ポンドになりましたが。
どうやら「For 2 people」を「4 to people」と理解したようです。
で、帰り道、道端でテーブルを広げて、なにやらパーティー的なものが開かれています。
つボイ先生が後ろから覗いていると、「キミたちも参加しなさい!」と招いてくれました。わお。
エジプトのお菓子やジュース、お茶を振舞ってくれるエジプトのアミーゴたち。見ず知らずのワシらを歓迎してくれる。言葉は殆ど通じないけれど、異国のお客さんを最大限にもてなそうとしてくれる人たち。素晴らしい。ね、エジプト人優しいでしょ。
圧巻はタケローさんがアラビア語で会話をしてるんですね。「結構適当ですよ。」、とタケローさん。
宿に戻り、本日日本に帰るタケローさんを見送ります。タケローさんは年末年始を日本で過ごし、再びエジプトに戻ってくるそうです。エジプトに魅了された、タケローさん。
今日は昨日ほど暑くなく、多少過ごしやすかったのですがまだ頭がクラクラします。ので、昼寝。
夕方に起きて、夜飯を近くのケバブ屋(?)「GAD」で食べて、後は宿でルクソールやアブ・シンベルの下調べ。
なので、ほぼ何もしなかった1日ですが、エジプトのアミーゴそして、つボイ先生とタケローさんのお陰で最高の1日になりました。
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明日はエジプト考古学博物館に行ってきます! ツタンカーメン王の副葬品や様々な出土品。楽しみです。
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82,141km
昨晩から熱中症で寝ていた三郎です。いやぁー、頭が痛いし、お腹は下るわで、シンドかった。
夜の8時過ぎから朝の9時過ぎまで寝ていましたが、まだまだ頭痛はとれず。それでもかなり良くなりました。
で、明日ルクソールに行く予定なので、夜行列車で行こうと思ってたのですが、どうやらエジプトのホリデーシーズンなので(犠牲祭)一等車は満席。寝台車は70米ドルと高いので、バスで行くことに。
10月22日はアスワンのアブ・シンベル神殿の一番奥の至聖所に朝日が入って中の御神体を照らすんです。まぁ、それを見るのには朝かなり早くアスワンを出てアブ・シンベルまで行かなければならない(アスワンやアブ・シンベルは個人的に自由に移動できないそうです)ので結構難しいかもしれませんが、この時期にたまたま居合わせるのなら、見ておこうと。
バス・ターミナルまでつボイ先生とタケローさんと行きます(タケローさんは宿でであった日本人バックパッカー。空港で出会ったエジプト人の家に1ヶ月以上ホームステイしていたというツワモノ。アラビア語も多少話せるとか)。
バス・ターミナルでルクソール行きのカウンターに並びますが、まぁ、エジプト人は「並ぶ」という概念がないようです。我先に、とカウンターに押しかけます。
こう言うと、エジプト人はマナーがないように聞こえますが、とても親切なのも確か。しかしなんで並ばないのだろう・・・?
「ルクソールまで2名」と英語で「For 2 people to Luxor」と言ったら400エジプト・ポンドと。なんか、高いなぁ、って思いましたが、400ポンドを渡すと、何故だかチケットが4枚!!?
「2人だから2座席でいいんだよ。」と言うと、「For me 4 tickets」とかわけのわからん事を言ってます。まぁ、結局2座席で200ポンドになりましたが。
どうやら「For 2 people」を「4 to people」と理解したようです。
で、帰り道、道端でテーブルを広げて、なにやらパーティー的なものが開かれています。
つボイ先生が後ろから覗いていると、「キミたちも参加しなさい!」と招いてくれました。わお。
エジプトのお菓子やジュース、お茶を振舞ってくれるエジプトのアミーゴたち。見ず知らずのワシらを歓迎してくれる。言葉は殆ど通じないけれど、異国のお客さんを最大限にもてなそうとしてくれる人たち。素晴らしい。ね、エジプト人優しいでしょ。
圧巻はタケローさんがアラビア語で会話をしてるんですね。「結構適当ですよ。」、とタケローさん。
宿に戻り、本日日本に帰るタケローさんを見送ります。タケローさんは年末年始を日本で過ごし、再びエジプトに戻ってくるそうです。エジプトに魅了された、タケローさん。
今日は昨日ほど暑くなく、多少過ごしやすかったのですがまだ頭がクラクラします。ので、昼寝。
夕方に起きて、夜飯を近くのケバブ屋(?)「GAD」で食べて、後は宿でルクソールやアブ・シンベルの下調べ。
なので、ほぼ何もしなかった1日ですが、エジプトのアミーゴそして、つボイ先生とタケローさんのお陰で最高の1日になりました。
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