三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2009年Cape York Challenge その6 目指せケアンズ、ダート爆走!
Day 10
23/AUG/2009 Seisia to Musgrave
ODO Meter 13,291.6km
6:15am 起床
7:30am Seisia出発
8:30am Jardine River 154.1km / 7.27L+ジェリ缶に2.20L
11:30am Bramwell Junction 170.0km /6.20L ミートパイの昼食
2:00pm Archer River 163.9 / 6.21L+ジェリ缶の2.20L=8.41L
3:00pm Coen 65.3km / 3.59L
4:30pm Musgrave 到着
ODO Meter 13,849.3km (本日の走行距離ダートだけで557.7km!)
平均燃費: 553.3km / 25.47 = 21.72km/L
今までの総走行距離4,413.8km
シドニーを出てからずっと北上してきたわけだが、遂に南下するときが来た!いつもの通りに荷物を積みテントを撤収して出発の準備をする。CraigとRodに別れを告げていざ出発。
SeisiaからBamagaまでは舗装路だが、Bamagaを出るとすぐにダートになる。Jardine Riverをフェリーで渡り給油する。念のためにジェリ缶にも2.2リットル入れる。今日はOTLの北側に行くか思案のしどころだが、いろいろな条件を考えてケアンズまでの道を急ぐことにする。
一気にバイパスの北側を走り抜け、バイパスとOTLの分岐点へ到着。少しだけOTLを北上してFruit Bat Fallに行こうかと悩むが、そのままバイパスを南下。9キロ進んだところでバイパスとOTLの南側の分岐点に到着。今日はバイパスの南側を行くことに。
Craigを始めバイパスの南側を走った人の話では、兎に角コルゲーションがひどいとの事。また最初の44キロ間は深い砂地もあり、路面の変化にすばやく反応しないと転倒の可能性もある。
大転倒後ずっと慎重に慎重にすすんでたワシだけど、今日はなんだか吹っ切れた。Rodに教えてもらったワダチに乗り上げそうになったら有効な“Feathering”と理論的には判ってるんだけど、やるには勇気がいる砂地の乗り方をだんだんマスターしてきた。砂地でも80~90キロで巡航できるようになり、気付いたら100キロで走っていることも。だがコルゲーションは皆が言うようにヒドイ。まるで岩炸機に乗ってるようだ。コルゲーションはスピードを出すとバイクが洗濯板の上飛んでいくような感じで走って安定するんだけど、ここはいかに飛ばそうがスタンディングでサスペンションへの不可を軽減しようが、容赦なく振動する。本当に脳みそまでがシェイクされて溶け出しそうになるくらいヒドイ振動だよ。コルゲーションと戦っていると砂地が現れ、重心を後ろにかけてハンドルが左右に揺れてもひたすらアクセルを開ける。そうすると自然に前進しハンドルも安定するんだけど、これには本当に勇気がいる。コルゲーションと砂地が交互に、時たま一緒に現れる。まったく気が抜けない。神経を集中させてバイクをコントロールしていく。皆がバイパスはOTLよりヒドイって言ってことが納得できるな。それでもスピードはOTLより全然出せるからバイパスを選んで正解だったな。
そうこうしているうちに、段段雲行きが怪しくなってきた。マジかよ、今乾季ですよ!いきなり雨が降ってきた。面白いことに道の左側(東側)だけが雨に降られて右側は降ってない。振ったり止んだりを繰り返し。オフロード用のヘルメットは鼻がカバーされてないので、雨が当たって痛い!手で鼻を隠したいけど、砂とコルゲーションと戦っているからそんな余裕なし。
悪戦苦闘をしながらようやく最初の44キロが終わり、大きく道が右に曲がる。あと66キロでBramwell Junctionだ。ここまで来ると砂は大したことなくなるが、コルゲーションは相変わらずひどかった。11時半にBramwellに到着し、給油と昼飯を済ます。オバちゃんがワシの事覚えていて、OTLとTipはどうだったか?って訊ねられたよ。ここでは2台のKawasaki KLR650に出くわす。彼らはキャンベラ出身でオーストラリア一周中とのこと。今日はLanklandまで一気に走るんだって!凄いね。SeisiaからLakelandまでは760キロもあるよ。
Bramwellを越えればあとは比較的Flatなダート。Archer Riverまで一気に走り2時に到着。Archerで給油を済ませ、Coenへ一気に向かう。Musgraveには4時半頃到着。なんとSeisiaから1日で557.7kmもダートで走った!やるじゃん、ワシ。でも途中で気付いたんだけど、またフォークが歪んでるんだよね。何故だ?コケてもないのにね。
MusgraveはCape York初日に泊まったところ。勝手をしったキャンプ場にテントを設営し、日が暮れる前に沼にワニを見にいく。いましたよワニが。これは淡水ワニだからそんなに大きくないし人を襲うことも無いんだけど、野生のワニを見れてちょっと満足。日が暮れるまでテントで寝転がりながらゆっくりする。まだ肩とアバラの痛みは消えない。相当疲れていたらしく30分くらい寝てしまったよ。Roadhouseでバーガーを注文して空いてる席に行こうとしたらおっさん二人がこっちに来いと手招きする。かれらはバイク乗りのMark 手招きする。バイク乗りのMark (Kawasaki KLE500)とChris(Suzuki DL650 V-Strom)だ。彼らは他4人のライダーとこのCape Yorkに来ている。明日はCooktownを目指すそうだ。
話しているうちにフォークが歪んでるという話題になって、彼らが見てくれることに。なんと彼らの何人かは飛行機のメカニックだって。早速彼らのキャビン(テントじゃなくキャビンに泊まってる、リッチ!)にバイクを持っていって見て貰う。再びフロントが真っ直ぐになった!
Markに明日は一緒にLakefield National Parkを抜けないか?って誘われた。真っ直ぐLaura – Lakefieldを目指せばケアンズまで楽に帰れるんだけど、Lakefield National Parkに寄るとなかなかハードなダートになるから2-3時間余分にかかる。Laura手前までMark達と一緒に走って、かれらは東へワシは南へと別れる。うーん、どうする。身体は休息を欲しているが、気持ちはLakefieldに惹かれる。皆で走るのも楽しそうだな。転倒してもまぁ、そんなに心配しなくても良いし。なんたってCape York最後の日になるからな。楽しまなくちゃ。とりあえず明日起きてみて体調がよければMark達と一緒に行くことにする。
Day 11に続く
23/AUG/2009 Seisia to Musgrave
ODO Meter 13,291.6km
6:15am 起床
7:30am Seisia出発
8:30am Jardine River 154.1km / 7.27L+ジェリ缶に2.20L
11:30am Bramwell Junction 170.0km /6.20L ミートパイの昼食
2:00pm Archer River 163.9 / 6.21L+ジェリ缶の2.20L=8.41L
3:00pm Coen 65.3km / 3.59L
4:30pm Musgrave 到着
ODO Meter 13,849.3km (本日の走行距離ダートだけで557.7km!)
平均燃費: 553.3km / 25.47 = 21.72km/L
今までの総走行距離4,413.8km
シドニーを出てからずっと北上してきたわけだが、遂に南下するときが来た!いつもの通りに荷物を積みテントを撤収して出発の準備をする。CraigとRodに別れを告げていざ出発。
SeisiaからBamagaまでは舗装路だが、Bamagaを出るとすぐにダートになる。Jardine Riverをフェリーで渡り給油する。念のためにジェリ缶にも2.2リットル入れる。今日はOTLの北側に行くか思案のしどころだが、いろいろな条件を考えてケアンズまでの道を急ぐことにする。
一気にバイパスの北側を走り抜け、バイパスとOTLの分岐点へ到着。少しだけOTLを北上してFruit Bat Fallに行こうかと悩むが、そのままバイパスを南下。9キロ進んだところでバイパスとOTLの南側の分岐点に到着。今日はバイパスの南側を行くことに。
Craigを始めバイパスの南側を走った人の話では、兎に角コルゲーションがひどいとの事。また最初の44キロ間は深い砂地もあり、路面の変化にすばやく反応しないと転倒の可能性もある。
大転倒後ずっと慎重に慎重にすすんでたワシだけど、今日はなんだか吹っ切れた。Rodに教えてもらったワダチに乗り上げそうになったら有効な“Feathering”と理論的には判ってるんだけど、やるには勇気がいる砂地の乗り方をだんだんマスターしてきた。砂地でも80~90キロで巡航できるようになり、気付いたら100キロで走っていることも。だがコルゲーションは皆が言うようにヒドイ。まるで岩炸機に乗ってるようだ。コルゲーションはスピードを出すとバイクが洗濯板の上飛んでいくような感じで走って安定するんだけど、ここはいかに飛ばそうがスタンディングでサスペンションへの不可を軽減しようが、容赦なく振動する。本当に脳みそまでがシェイクされて溶け出しそうになるくらいヒドイ振動だよ。コルゲーションと戦っていると砂地が現れ、重心を後ろにかけてハンドルが左右に揺れてもひたすらアクセルを開ける。そうすると自然に前進しハンドルも安定するんだけど、これには本当に勇気がいる。コルゲーションと砂地が交互に、時たま一緒に現れる。まったく気が抜けない。神経を集中させてバイクをコントロールしていく。皆がバイパスはOTLよりヒドイって言ってことが納得できるな。それでもスピードはOTLより全然出せるからバイパスを選んで正解だったな。
そうこうしているうちに、段段雲行きが怪しくなってきた。マジかよ、今乾季ですよ!いきなり雨が降ってきた。面白いことに道の左側(東側)だけが雨に降られて右側は降ってない。振ったり止んだりを繰り返し。オフロード用のヘルメットは鼻がカバーされてないので、雨が当たって痛い!手で鼻を隠したいけど、砂とコルゲーションと戦っているからそんな余裕なし。
悪戦苦闘をしながらようやく最初の44キロが終わり、大きく道が右に曲がる。あと66キロでBramwell Junctionだ。ここまで来ると砂は大したことなくなるが、コルゲーションは相変わらずひどかった。11時半にBramwellに到着し、給油と昼飯を済ます。オバちゃんがワシの事覚えていて、OTLとTipはどうだったか?って訊ねられたよ。ここでは2台のKawasaki KLR650に出くわす。彼らはキャンベラ出身でオーストラリア一周中とのこと。今日はLanklandまで一気に走るんだって!凄いね。SeisiaからLakelandまでは760キロもあるよ。
Bramwellを越えればあとは比較的Flatなダート。Archer Riverまで一気に走り2時に到着。Archerで給油を済ませ、Coenへ一気に向かう。Musgraveには4時半頃到着。なんとSeisiaから1日で557.7kmもダートで走った!やるじゃん、ワシ。でも途中で気付いたんだけど、またフォークが歪んでるんだよね。何故だ?コケてもないのにね。
MusgraveはCape York初日に泊まったところ。勝手をしったキャンプ場にテントを設営し、日が暮れる前に沼にワニを見にいく。いましたよワニが。これは淡水ワニだからそんなに大きくないし人を襲うことも無いんだけど、野生のワニを見れてちょっと満足。日が暮れるまでテントで寝転がりながらゆっくりする。まだ肩とアバラの痛みは消えない。相当疲れていたらしく30分くらい寝てしまったよ。Roadhouseでバーガーを注文して空いてる席に行こうとしたらおっさん二人がこっちに来いと手招きする。かれらはバイク乗りのMark 手招きする。バイク乗りのMark (Kawasaki KLE500)とChris(Suzuki DL650 V-Strom)だ。彼らは他4人のライダーとこのCape Yorkに来ている。明日はCooktownを目指すそうだ。
話しているうちにフォークが歪んでるという話題になって、彼らが見てくれることに。なんと彼らの何人かは飛行機のメカニックだって。早速彼らのキャビン(テントじゃなくキャビンに泊まってる、リッチ!)にバイクを持っていって見て貰う。再びフロントが真っ直ぐになった!
Markに明日は一緒にLakefield National Parkを抜けないか?って誘われた。真っ直ぐLaura – Lakefieldを目指せばケアンズまで楽に帰れるんだけど、Lakefield National Parkに寄るとなかなかハードなダートになるから2-3時間余分にかかる。Laura手前までMark達と一緒に走って、かれらは東へワシは南へと別れる。うーん、どうする。身体は休息を欲しているが、気持ちはLakefieldに惹かれる。皆で走るのも楽しそうだな。転倒してもまぁ、そんなに心配しなくても良いし。なんたってCape York最後の日になるからな。楽しまなくちゃ。とりあえず明日起きてみて体調がよければMark達と一緒に行くことにする。
Day 11に続く
PR
TRACKBACK
TrackbackURL
オーストラリア一周日記、帰国共々楽しみにしてます。
WrrRRRrrrYYYyyyyyyyyyyyyy