三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
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Day 233: 2011年3月14日
Medellin (Hostal Medellin)
29,991km
日本では原発で爆発が起こったり余震が続いたりとまだ予断を許さない状況。家族や友人の無事は確認できているのですが、我が国がこんな状況なのを知れば知るほど気が滅入ります。
メトロ・カブレにでも乗りにいこうとの計画ですが、今日は出掛ける気になりません。クライディーは気分転換にと独りで出掛けましたが。
ネットで被害状況を見てても落ち込むだけなので「FIDEL]をDVDで。フィデル・カストロが如何に民衆の希望となり革命戦線を成功させ権力の座に着いたか。如何に超大国アメリカ合衆国に敵対しながらも生き延びたか。しかし経済政策には失敗し、反対勢力の鎮圧、人権の侵害などなどフィデルの功罪をドキュメンタリー型式で伝えます。
皆さんも意外に思われるかも知れませんが、フィデル英語話せるんです。学生結婚してハネムーンでニューヨークに行き3ヶ月間滞在中に英語を習得したとのこと。革命を成功させた後首相に選出されてアメリカ合衆国との親善にニューヨークを再訪してるんです。その時はニューヨークでもヒーローとして迎えられているんですよね。インタビューでも英語で応えてますし。合衆国側も最初はカストロ政権に好意的だったみたいなんですけど、なんでカストロ政権はソ連側に付いたのか。
もともとキューバの貧困はスペインの植民地支配の搾取、独立は果たしたけど合衆国の介入で保護国化されて米企業、一部の大地主、政府高官による搾取、政治の腐敗が原因なのですが、フィデルは若い頃からそれを認識し、「だからこそ革命が必要なんだ」と言っていたんですよね。だからアメリカ合衆国とはいずれ対立するであろう、てことも言ってるんです。
弱小国キューバが大国の狭間で生き残るには綱渡り的な外交が必要ですが、フィデルはそれを見事にこなしました。しかしキューバ危機でのソ連の裏切り、大国の思或とキューバの思或の違い、などなどに翻弄されたことも事実。
結局理想とはかけ離れた現実があり、キューバは一向に豊かになってませんし、バティスタの腐敗政権を倒した結果がカストロの独裁政権と何のための革命なのか、カストロが権力を握りたかっただけだったんじゃないかわからないところもあります。しかし、あからさまに民衆の敵、新米腐敗政権バティスタに命を掛けて立ち向かい、革命を成功させたのも事実。
ワシが思うにフィデルは本当に民衆のために立ち上がって政権を運営しているのだろうけど、彼は凄く複雑でエゴも強い人物。その複雑さがある面ではヒーローとして、献身的に働くリーダーとして発揮されたり、反対者を弾圧する独裁者として発揮されたり、理想を掲げて新しい経済政策を推進するも失敗したり、という結果になっているのではないでしょうか。まぁ、戦争にはめちゃくちゃ強いですが。
まぁ、ワシにとってはすっごく魅力的な人ですよね。でもエゴの部分はいただけないな。
夜7時のニュースで日本の地震特集があるとクラウディア(クライディーではありません、女将のクラウディアです)が教えてくれたのでクライディーと見ました。見てるのがつらかったです。その後井戸さんと歓談。日本について話し合いました。何も出来ない自分たちが歯がゆいです。
明日は気分転換にメトロ・カブレにでも乗りに行きます。
Day 233: 14 March 2011
Medellin (Hostal Medellin)
29,991km
Well there are still many things happening in Japan after the big earthquake and Tsunami. Especially I worry about the problem of the nuclear powerplant in Fukushima.
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何やら色々進展あったみたいっすね?
わざわざ迎えに行くなら、中米もうちょっとゆっくりしてたらよかったのにw
そーいや今チャリダーイド氏と同じ宿みたいっすね?
彼は俺が最初に滞在してた時からシェラにおった数少ない「中米取り残され組」なんでやさしくしてあげて下さいな。
チャリンコが嫌いみたいなので早く捨てなさいと言うといてくださいw
俺は明日にはまたカンクン帰って5月にコロンビアイン出来るように高速移動を開始します。
1週間後にパレドンやったらまさかの再会も可能やったのにな?
また南米のどっかで会いましょう!
Ride tandem 2頑張って!
二人の旅路に幸多からんことを!!
チャリダーイド氏は今背中にイッパイ腫れ物が出来て可哀想な状態。ワシはクライディーに相変わらず振り回されていて可哀想な状態…。
コスト面を考えればクライディーがこっちに飛んでくれば良かったんだけど、まぁ、家族の了承とか得ないとね。
そうだね、また南米のどこかで再会できるでしょう!その時はクライディー一緒にいるかな?クライディーがよろしく伝えてくれと言っております。でわまた!