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上野の杜に再び 「尊厳の芸術展」 / Back again to Ueno, The Art of Gaman
Day 854: 2012年11月27日
Adachi-ku, Tokyo (My Sweet Home)
82,141km
こんにちは三郎です。
先週の月曜日は小雨と上野の東京藝術大学美術館にて「尊厳の芸術展」を見に行ったのですが、生憎月曜日は休刊・・・(そのエピソードはこちらから)。
この展示会には是非行きたかったので、再び小雨を誘い、上野に行ってきました。
上野公園には美術館や博物館が多数あるので、こういうオブジェも。
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東京藝術大学「旧音楽堂」と鮮やかに黄色に染まった銀杏。
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さて、「尊厳の芸術展」に行って見ましょう。
「尊厳の芸術展」って何?と思われる方、詳しくはこちらから。
様々な展示品の中、まず目を奪われたのは、この作品。
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取っ手のところに「強制収容所」の風景が描かれているんです。
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一体、どんな思いでこの作品を創られたのでしょうか。
厳しい環境、自由も無い、そんな強制収容所でさえも、「My Sweet Home」にしてしまったのでしょうか。その努力と精神力は本当に素晴らしい。
廃材や、拾ってきた木々、そしてパテでここまで美しいキャビネットを創り上げる。
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もちろん、「花札」とか遊戯は、厳しい現実から一服するのに人気があったことでしょう。この札も手作りです。
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廃材を寄り集めて創った、機関車の模型。「New York Central」って書いてあるんですよ。これを創ったのは「エドワード ジツエ クルシマ氏。日系2世の方ですかね。アメリカで生まれて、アメリカしか恐らく知らないのに、「日系」ということだけで、全ての財産を没収されて収容所に入れられたのです。
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木彫りの熊。
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そして圧巻は廃材と針金で創った鳥のブローチや
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地中から発掘した貝殻で創ったブローチ。
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見てください、この美しさ。
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とても貧しく、厳しい環境の中で創られたとは思えないでしょう。
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見ていて、本当に敬服してしまいます。
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野球やスポーツは老若男女問わず人気だったそうです。
野球のユニフォームにも現れています。日本人としての誇りが。「日本」と。
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茶道具や、
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硯など、日本古来の文化も忘れずに。固い石を粗末な道具でどうやってキレイに切り出し、仕上げたのでしょう。
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厳しい環境の中、制限された自由の中、そして物資のない中からこれだけの「創造力」そして「芸術」とまで言えるものを作り上げた、日本人・日系人。本当に尊敬の念を抱かずには入られません。
この展示会には是非皆さんに行ってもらいたいです。
外に出たら、もう真っ暗。上野公園を散策。歩きながら、小雨といろいろ話します。彼女と展示会に行けて、本当によかった。
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カフェで珈琲を頂いた後は、インド料理屋で夕飯。
なんとなく、小雨が可愛く見えたんだなぁ。
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本当に感銘を受けました。人は本当にその精神、気持ちの持ちようで豊かに暮らしていけるのだ、と教えられました。
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こんにちは三郎です。
先週の月曜日は小雨と上野の東京藝術大学美術館にて「尊厳の芸術展」を見に行ったのですが、生憎月曜日は休刊・・・(そのエピソードはこちらから)。
この展示会には是非行きたかったので、再び小雨を誘い、上野に行ってきました。
上野公園には美術館や博物館が多数あるので、こういうオブジェも。
東京藝術大学「旧音楽堂」と鮮やかに黄色に染まった銀杏。
さて、「尊厳の芸術展」に行って見ましょう。
「尊厳の芸術展」って何?と思われる方、詳しくはこちらから。
様々な展示品の中、まず目を奪われたのは、この作品。
取っ手のところに「強制収容所」の風景が描かれているんです。
一体、どんな思いでこの作品を創られたのでしょうか。
厳しい環境、自由も無い、そんな強制収容所でさえも、「My Sweet Home」にしてしまったのでしょうか。その努力と精神力は本当に素晴らしい。
廃材や、拾ってきた木々、そしてパテでここまで美しいキャビネットを創り上げる。
もちろん、「花札」とか遊戯は、厳しい現実から一服するのに人気があったことでしょう。この札も手作りです。
廃材を寄り集めて創った、機関車の模型。「New York Central」って書いてあるんですよ。これを創ったのは「エドワード ジツエ クルシマ氏。日系2世の方ですかね。アメリカで生まれて、アメリカしか恐らく知らないのに、「日系」ということだけで、全ての財産を没収されて収容所に入れられたのです。
木彫りの熊。
そして圧巻は廃材と針金で創った鳥のブローチや
地中から発掘した貝殻で創ったブローチ。
見てください、この美しさ。
とても貧しく、厳しい環境の中で創られたとは思えないでしょう。
見ていて、本当に敬服してしまいます。
野球やスポーツは老若男女問わず人気だったそうです。
野球のユニフォームにも現れています。日本人としての誇りが。「日本」と。
茶道具や、
硯など、日本古来の文化も忘れずに。固い石を粗末な道具でどうやってキレイに切り出し、仕上げたのでしょう。
厳しい環境の中、制限された自由の中、そして物資のない中からこれだけの「創造力」そして「芸術」とまで言えるものを作り上げた、日本人・日系人。本当に尊敬の念を抱かずには入られません。
この展示会には是非皆さんに行ってもらいたいです。
外に出たら、もう真っ暗。上野公園を散策。歩きながら、小雨といろいろ話します。彼女と展示会に行けて、本当によかった。
カフェで珈琲を頂いた後は、インド料理屋で夕飯。
なんとなく、小雨が可愛く見えたんだなぁ。
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