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三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険

   
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ガス室、焼却炉、日に821人 / Gas chambers, Crematoria and 821 daily
Day 758: 2012年8月23日(第二部)

Krakow - Poland (4 Friends Hostel)
81,160km

第一部からの続き・・・/ Part 2 of the diary...
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第二収容所ビルケナウから第一収容所に戻ってきた、マサ君、ヒツジとワシ。

Masa, Mr. Sheep and I came back from Auschwitz II - Birkenau to Auschwitz I.

ここが第一収容所の入り口。門には「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」とドイツ語であります。「ARBEIT=仕事・労働」のBの字が逆さになっているのはこれを作らされた収容者のせめてもの反抗、だといわれています。

This is the famous entrance of Auschwitz I. Above the gate, in German "Arbeit Macht Frei" = "Labour makes (you) free" sign. The letter "B" of "Arbeit" was placed upside down. It is said this was a resistence from the prisoners who were forced to make this sign.


ちなみに日本語にもなっている「アルバイト」はこのドイツ語「ABBEIT」が語源です。

This German word "Albeit" is widely used in Japan now meang as "casual work".

第一収容所は見た目的には第二よりもかなり整然としてます。建物も一見ちょっとしたアパートのよう。

Those buildings of Auschwitz I looked like normal apartments. At a glance, there were much better than those of Auschwitz II.
DSCF6823.jpg





















しかし一旦中に入ると、収容所での極悪な生活環境が目に入ってきます。団体観光客が多いですね。パネルの前で説明するガイドさん。

But once we entered the building, exhibitions told us how hard the life in the camp. There were lots of tourists in groups.
74d5d1a1.jpg
















解放後に発見された毒ガス「チクロンB」の空き缶。チクロンBの製造会社には納品書が残っていてアウシュビッツ収容所には20トンものチクロンBを納入したとか。

Those empty cansof "Cyclon B" were found after the liberation of the camp. It is said that Cyclon B was used to mass murder those prisoners in Gas Chambers. The factory of Cyclon B kept the records of deliverries, and according to the records.20 tonnes of Cyclon B were delivered to Auschwitz concentration camp.


収容者から没収したメガネの一部。

A part of glasses taken from the prisoners.


この他に靴、髪の毛、かばんなどなどが展示されています(写真撮影禁止)。

There were ehibitions of shoes, hair, and bags / cases taken from prisoners (no photo allowed).

圧巻は女性の遺体から刈取ったといわれている髪の毛の量。1925キロ分の髪の毛が発見されました。これを工場に持って行き、布が作られたのです。

What the most impressive was the amount of hair. It is said ihair was from female prisoners. 1,925kg of hair was found in bags, ready to be shipped to factories to make clothes out of hair. 

これが収容者に配給された一日分の食糧。朝飯は「珈琲」とおばれた黒い液体。昼飯はスープ(殆ど具無し)。夕食は黒パン30グラムとマーガリン3グラム。もちろん栄養価は圧倒的に足りません。

An example of meals provided for a prisoner a day. For breakfast, "coffee" - black coloured soup provided. For lunch, soup with alomost no meats nor vegies provided. For dinner 300g of black bread and 3g of margarine provided. Of course, those did not provide enough calories and nutritions to maintain good health.


栄養失調が原因で病気になったり死亡した収容者も多数。

Malnutrition caused illness and death. Many suffered.

共同トイレ。第二収容所に比べるとかなり条件はいいですね。

Toilets. The condition was much better than those of Auschwitz II.


ちゃんと腰掛ける部分が木製になっていて寒い日に皮膚が琺瑯にくっつかないように工夫されています(恐らく)。

The part touching skin were made with wood, so skin would not stick to the toilet bowl when it was cold (I assumed).

10番棟と11番棟の間にあった処刑場。処刑の壁はSSによって解放前に破壊されたのですが、戦後一部修復され展示されています。

The "Death Wall" placed between building 10 and 11. The wall was demolished by SS before the liberation, but after the war, the museum rebuilt the part of it.


有刺鉄線と監視塔。「止まれ!」とのサインがあります。

Barbed wires and a watch tower. The sign telling "Stop" .


ガス室・火葬場跡。

The gas chamber and crimatoria.


ここがガス室。収容者を入れた後ドアをロックし、チクロンBの缶が投げ込まれ、20-30分密閉されたそうです。もちろん生存者は無し。

Here was the gas chamber. After letting the prisoners in, the door was locked, then cans of Cyclon B were thrown into the closed room. The door was shut for 20-30mins. None could came out alive.


焼却炉は4機設置されたいました。これをフル稼働させて遺体を次々に焼いたのです。燃料は石炭。

There were 4 crematoria. They were in full action to burn those bodies. Coke was used as fuel.


ガス室・火葬場は有刺鉄線の外に位置しています。有刺鉄線を越えれるのは死の直前と死後、ということですか・・・。

The gas chamber / crematoria was located outside of the barbed wire fence. Only just before the death and after the death, they could go out of the fence...


第二収容所と第一収容所の見学を終えて、ここは極悪非道な施設だ、ということが身にしみてわかりました。が、1つ疑問が残っているのも確かです。

After seeing Auschbitz I and II, we were convinced that these facilities were used for acts of evil. But we still have a doubt.

それは単純日割り計算で821人毎日5年間殺害し遺体を焼いた、ということに対して。

The doubt is "Was it possible to brn 821 bodies each day for 5 years?". 

上記のガス室・火葬場以外にも第二収容所に更に大きな施設はあったのですが稼動していたのは2年足らず(二棟あって一棟に12の焼却炉が設置されていました)。第二収容所の施設が完成してからは、第一収容所のガス室・火葬場は使われなかった、というのでそんなに大量の遺体を焼却出来たのか?と疑問に思うわけです。

There were more gas chambers and crimatoria built, especially ones in Birkenau were larger and more efficient (2 buidlings were built with 12 crematoria installed each). However, those were in active for less than 2 years. After the facilities were built in Birkenau, those in Auschbitz I were not in use. So we were still wondering if it was possible to burn so many bodies.

もちろん焼却炉以外にも、外で焼いた、と説明がありますが・・・。

Of course, it is said those excess bodies were burned outside, in the yard of the camp.

遺体をどの状態まで焼くかによって変わってきますが、膨大な時間、燃料などが必要です。

It depends on how well the bodies were burned, but we assumed it would take lots of time and require lots of fuel.

まぁ、実際虐殺が行われたのは事実でしょう。なので数は問題ではない、といえばそうなんですが。

Well, there was mass murder against prisoners happened here in Auschwitz, that's the truth. So the number is not actually important...

6時過ぎに見学を終了し、バスに乗ってクラカウの街へ戻りました。そうとう気を入れて見学して疲れていたのでしょうか、帰りのバスではずっと寝入ってました。

We ended our tour around 6pm. We caught a bus back to Krakow. I guess I was rally tired, and I was sleeping all the way to Krakow.

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アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は本当に極悪非道の施設でした。人間はここまで他人に対して非人道的になれるのか?という極みまでいった施設です。見て周って本当にゲンナリしました。
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No Title
もちろんアウシュビッツも非道ですが、一瞬で数万人の命を奪う原爆を2度も落としたアメリカが、同じ非道な虐殺行為をしておきながら未だ正義を主張してるのはどういうことなのか、と思います。
  • 横ですが さん |
  • 2012/08/24 (22:04) |
  • Edit |
  • 返信
横ですがさんへ
それは仰るとおりです。私はアメリカ合衆国が日本国民に行った非道行為(2発の原爆を含む無差別爆撃)を忘れたことはありません。東京大空襲から始まる6大都市空襲、そして広島・長崎は市民を無差別に殺戮した戦争犯罪です。当然裁かれるべきです。この世界はまだ力あるものの言動がまかり通る、のが実情。
しかし、我々の声は小さいかもしれませんが、決して黙っていてはいけませんし、訴え続けていかなければいけませんね。

>もちろんアウシュビッツも非道ですが、一瞬で数万人の命を奪う原爆を2度も落としたアメリカが、同じ非道な虐殺行為をしておきながら未だ正義を主張してるのはどういうことなのか、と思います。
  • from 三郎 |
  • 2012/08/25 (08:01)
No Title
アウシュビッツのほうが生々しいけど、ビルケナウのあの家畜小屋みたいな収容小屋が並ぶ風景が今でも目に浮かぶ。

前に、ホロコーストは事実ではない、という説がある、って話をしてたけど、行って見てきていかが?
  • かおる さん |
  • 2012/08/25 (09:30) |
  • Edit |
  • 返信
かおる先輩へ
そうですね、やはりビルケナウの収容小屋の酷さが目に焼きつきましたね。

アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所を訪ねてみて、僕の感想は、「虐殺があったのは事実」ということですね。

しかし「ホロコーストと言われているほどのものであったのか」という疑問が残ります。極悪環境で収容してたのでその時点で殺意があったといえばそうですが、70-75パーセントがガス室・焼却炉直行、というシステマティックな虐殺には疑問が残る、ということですね。

ビルケナウのガス室・焼却炉施設は破壊されてしまっているので、実見出来ませんでしたが、モデルや航空写真から見て、ちょっと無理があるのではないか?と思ってます。

日記に書いたように、「数」は問題ではないのですけど。

ガスで殺害された人がいたのは事実でしょうし、焼却炉で遺体を焼いたのも事実。まぁ、焼却炉を用意している時点で死人が出る想定をしてるので、殺意がありますね。

ナチスのユダヤ人および非アーリア人に対する政策は「極悪非道、非人道的」だというのは間違いないです。

>アウシュビッツのほうが生々しいけど、ビルケナウのあの家畜小屋みたいな収容小屋が並ぶ風景が今でも目に浮かぶ。
>
>前に、ホロコーストは事実ではない、という説がある、って話をしてたけど、行って見てきていかが?
  • from 三郎 |
  • 2012/08/25 (18:24)
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三郎
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男性
職業:
革命家
趣味:
バイク・旅
自己紹介:
オーストラリアに移住して16年。遠く南の大陸から母国日本を眺めてみて危機感を感じてはや16年。なにか出来ないものかと考えて考えて、ようやく自分で行動することに数年前に思い当たる。とりあえず自分が出来ることから始めよう!ってことで、革命軍M-26-Julioをシドニーで結成。
誰かが世の中変えるのを待ってるだけじゃなく、自分で社会に貢献できることから始めよう。
世界を旅しながら色々な人と出会い革命の輪を広げていきたい。
2010年からおやすみ羊とBMW R1200GSで世界一周中!

Hasta la victoria siempre, Patoria o Muerte!

現在の愛車:BMW R1200GS 「Esperanza de la Tora」(世界一周)、 SUZUKI DR650SE 「孫市」(オーストラリア一周)
過去の愛車:Buell XR12R Firebolt, Yamaha FZ1, Yamaha TRX850, 、HONDA XR250R, Suzuki XF650 Freewind, Yamaha XV250 Virago
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