三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険
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Day 243 to 257 : 2011年3月24日~4月7日
Medellin - La Habana - Vinales - Trinidad - Cienfuegos - Santa Clara - La Habana - Medellin
30,205km
パート2は3月24日から4月1日までの日記です。ようやく完成(4月11日付け)。
3月24日(木) 遂に革命の国キューバへ!
さて朝が早い!4時頃に目が覚めて準備を済ませて宿のPCでネット。原発の状態が気になります。掃除のおばちゃんセシリアが来たので鍵を返して出発です。クライディーは当然の如く見送りに起きてきませんでした。まぁ、仕方ないか。
メトロでParque Barrioまで行きエアポート行きのバスに乗ります。約1持間7,000ペソです。空港に到着したら早速チェックインカウンターへ。キューバのツーリストカードを発行してもらいました。しかし40,000ペソ(22ドル)取られました・・・。
出国に関してはセキュリティーチェックで「軍人か?」と質問され、荷物を徹底的にチェック。しかも搭乗口でももう一回チェック(まあ、みんなチェックされてましたが)。飛行機は定刻通りにパナマへ(1時間)。空から見るパナマシティはなかなかのモノです。沖合いには大型船が何隻もパナマ運河に向かってるのが見えますし、陸路でパナマに入った時とはまったく違った景色が見れて得した気分。
パナマからハバナまでは2時間半。カリブ海の美しいサンゴ礁が見れたりなかなか楽しめますね、フライト。そして遂にキューバの大地を見ることに!ハバナ郊外に広がる畑を上空から眺めます。そしてハバナの街を遠くに見ながら着陸。とうとう待ちに待った「革命の国」キューバへ第一歩です。
空港の建物は簡素です。昔の台北空港を思わせるような?感じかな。イミグレのオフィスのボックスも本当に簡素で「ソビエト陣営の一員」だったんだなぁ、って感じさせられます。
ゲバラ帽を被り服装もミリタリー風だったのがまた災いしたのでしょうか、ここでも尋問に合いました。また「軍人か>」と。軍人だったら海外旅行にわざわざ「私軍人です」なんて格好しないでしょう。しかも靴は黄色のクロックスだし。みんなイミグレを越えていくのに1人だけ取り残されました!まぁ、尋問といても5分程度でしたが。イミグレを通過し通関です。ここでは特に問題なく無事に外へ。キューバの空気を肺イッパイに吸い込みます。ヒツジも喜んでおります!
さてと、どうやって街まで出ようかな。タクシーは高いのでバスを捜しますが、富永マップや情報ノートに有ったとおりに誰も教えてくれません。タクシーの客引きを掻い潜りバスを探します。空港のお土産屋を見たりとちょっと楽しみながら。
しばらく探した後人だかりがあたのでそこで訊くとそこがハバナ行きのバス停でした。到着ロビーを出たら左側にあります。看板も判りづらいですが「Habana」と出てました。5時にバスが来たので乗り込みます。1CUPなのですが20CUP札しかないのでそれを出したら、タダで乗らせてくれました。まぁ、本当は空港職員しか乗っていけないのでしょうが、街に行く途中で関係ない人も乗ってきますし、そこら辺はいい加減です。でも外国人であるワシが国民の福利を利用することに多少の後ろめたさを感じて乗ってました。
民宿がある旧国会議事堂「Capitolio」前までバスは来ます(1時間以上かかりました)。ここが終点ではなくさらに人を拾ってどっかへ行きましたが、明日ローラを空港に迎えに行くときどうしましょ、ですね。
Capitolioの向かいのホアキナ(Joaquina)の家にお世話になることに。1泊10CUCで朝食付き。ドミトリーです。何故か女子ドミに入れられました。これはカタオカ氏はここに泊まれないかもなぁ。ローラも明日ココに泊まれるのだろうか?
午後は宿で知り合った女性群(韓国2人、メキシコ1人)と中華街へ夕飯。中華街のレストランが沢山並んでいる入り口付近でキレイなお姐さんが呼び込みをしてます。「うちのレストランに来てよ」と。ワシ好みのお姐さんです!しかし店は2階で流行ってなさそうなので「また今度ね」と他の店へ。味は中々でしたが飲み物つけて5CUC以上掛かってしまいました。これじゃ先進国並みだよ。
それからCasa de la Musicaというクラブでキューバミュージックを楽しみます。
しかし、3人の女の子と来てるというのに、キューバ人の女の子がごり押しでワシを持って行きました。まぁ、話しているうちに「玄人」だとわかりましたが。なんだかんだスペイン語でやりとりして2時間くらい会話を楽しませていただきました。お金儲けにならなくて申し訳ないけど、クライディーと別れた後だったので苦労ととはいえ女の子とイチャイチャ出来て心の傷が多少癒されました。キューバではモテると聞いていましたが、こういうことなんですね。
帰ってきたのは夜中の2時過ぎ。でもまだまだクラブは盛り上がってましたねぇ。
それにしても今日到着している筈のカタオカ氏は何処に??
3月25日(金) カタオカ氏(Tom)とローラと再会!初めましてTokoちゃん
朝起きたら宿の女将ホアキナがカタオカ氏からの置手紙を渡してくれました。昨日夜訊ねてきたんだけど居なかったからまた明日来るとのこと!ホアキナの紹介で歩いて2-3分の所の民宿に滞在してるとのこと。
そしてカタオカ氏登場!無事再会を果たす。ワシも今日ローラと合流しますがカタオカ氏にも女の子の連れがいてTokoちゃん。グアテマラのシェラで知り合ったそうです。情報ノートに載っているCUP飯屋にみんなで行きます。
小豆入りご飯モロ(Moro)に豚肉と野菜が付いて20CUPです。約0.8米ドルですか。安いですね。脂っこいですが味は悪くないです。Refresoco(冷たいジュース)が1CUPだったので飲んでみると、なんだか食器洗剤の味がしました。咽も痛くなるし。隣のフルーツジュース屋はグアバジュースが一杯2CUP。これは美味しい。チョットだけ市内観光。
ローラの飛行機は4時半に到着なので2時半ごろ空港に。空港職員バスはホアキナに聞いてもわからないのですが、P12バスで空港が見えるところまで行ってそこから乗り換えるようにと教えてくれました。P12バスは1CUPです。約1時間揺られます。それにしてもバスは満員状態です。荷物もってたらきついなぁ。空港が見えたので降りて、他のバスを待つのもカッタルイのでターミナル3を目指して歩きました。30分くらいです。
空港に着くとタクシーの客引きがウザイ。しばらく待ってローラ登場!去年の5月以来の再会ですね。なんか前より可愛くなったな。
空港職員用バスをしばらく待つも誰も待ってないし来ません。そこでP12を降りた大通りまで歩いてP12を拾うことに。ここら辺がクライディーと違うところ。奴だったらブーブー文句たれるところですが、ローラはむしろお金をセーブするのを楽しんでます。奴もこうなら別れることも無かったんですが・・・。
結局途中で大通りまで行くバスが来たのでそれに乗り(1CUP)大通りで降りました。おじさんがいたのでバス停は何処だと聞くと、「着いて来い」と。しばらく歩いてやってきた車を止めて「こいつ等はあんまりお金を持てない旅行者だから安くしてあげてくれ」と。ヒッチハイクです。車はかなりボロいですがアメリカのクラシックカーです。1人1CUCでCapitolioまで行ってもらえることに。ありがとうおじさん!おじさんも乗り込みます。彼はワクチンの研究をしている科学者だそうですからエリートなんですね。学会でドイツにも行ったことがあると。t途中で革命広場前を通ったのでチェとカミロを激写!
宿に戻りましたがローラの分の空きが無いので、ホアキナの友人のオダリスさん宅へ移動。オビスポ(Obispo)通り近くのアパートでとてもキレイ。
夜はカタオカ氏とTokoちゃん、ローラと一緒に中華街へ。CUPで払える中華屋を見つけて20CUPでチャーハンを食べました。味は、まぁまぁです。ローラも疲れてますし今日は早めに宿に戻り寝ました。
3月26日(土) 旧市街巡り
今日は旧市街巡り。11時にカタオカ氏とTokoちゃんと待ち合わせなのでそれまでローラと海沿い(Malecon)に行ってみたりブラブラ。
朝はそんなに暑くないしハバナの休暇て感じでいいですねぇ。
カタオカ氏のあだ名がTom(ツトムなので)に決定。これでローラも覚えられます。イングラテラ・ホテルで明日のビニャーレス行きのバスチケットを購入。37CUCと結構高いです。
オビスポ通りを歩きお土産屋を見たりアイスクリームを買ったり。楽しいですね。ここはまぁ観光客向けのお店が沢山並んでいて、ハバナでもこジャレたところ。
革命博物館に行きました。革命軍がメキシコからキューバまで乗った伝説のグランマ号を遠めでみたり、カストロが穿いたズボン、チェが被っていたベレー帽、チェとカミロが使っていた突撃銃などキューバ革命に関する資料が目白押し。
建物自体も旧大統領官邸だったとのことで豪華。いやー、ここは楽しめましたね。貴重な資料の写真を少しだけ。
M-26-Julioの腕章や旗があったり、カミロとチェの突撃銃、そしてチェのベレー帽。残念ながらカミロの帽子は修復中とのこと。
その後カテドラルまで徒歩で行き疲れきりました。本当は革命広場まで行きたかったのですが、またハバナに戻ってからということになりました。夜はまた中華街で。
3月27日(日) ビニャーレスへ。カーニバル!
バスは朝8時半出発予定なのでイングラテラ・ホテルへ。しかしバスは40分以上も遅れました。
中国製(Yutong 宇通)ですが見た目はかなりモダンです。内装もなかなかですね。これは日本もウカウカしてられません。キューバは社会主義国ということもあり中国製が多いのですが、値段も安く質もそこそこなものは何処でも売れますからね。
何故かバスガイド(オッサン)が付いてきます。別にガイドは要らないよ。ローラが彼のしゃべり方が気に食わないようで、むっつりしてます。途中でお土産屋、葉巻工場、ビニャーレスが一望できる見晴らしと休憩しました。上の写真は葉巻工場でいただいたコーヒーを飲んでるところです。葉巻も一本ずつお土産にもらいました。
見晴台にも露店がありお土産売ってるのですが5分10分休憩とガイドは言ってたのにも係らず、直ぐに出発と。ローラが絵を買いたがってたのですが、無理やり出発です。ここでローラがガイドに「5分10分の休憩じゃないの?」とガイドに聞いたのですが、「他の客が急げって言うから・・・」と言い訳。しかも、ワシに「彼女はいつもああ食いかかってくるのか?」と聞いてくる始末。ワシ等は呆れてモノも言えません。
ビニャーレスに着くと何故かTomとTokoちゃんの名前を掲げたお姐さんが待ってました(何故かヒゲが生えている)。ハバナの宿のお母さんが気を利かせてビニャーレスの知り合いに電話したみたいです。値段も1泊1部屋15CUCなのでヒゲのお姐さんに付いて行く事に。しかし、何故か彼女の家は今日は先客がいるので彼女の友達の家に分宿となりました。丁度ビニャーレスではカーニバル(謝肉祭)が行われているので露店が沢山出てます。
TomとTokoちゃんは自前のインスタントラーメンを昼飯にするとのことなので、ローラとワシはカーニバルへ!宿のお母さんに「露店の食べ物は何日も前から用意されたものもあるから食べないほうが良いわよ」といわれていたのにも係らず豚の丸焼きを見た瞬間そんな忠告も忘れてしまいました。なんたって謝肉祭ですからね!ローラも「食べないほうが良いんじゃないの?」って言いましたが丸焼き肉が入ったサンドイッチ10CUP購入。脂っこいですが美味いです。これが後で大変なことになるとは・・・。
屋台で食べ物をつまみながら歩きますが、まあ小さな町なので直ぐに全部見てしまいました。アメリカ国旗のバンダナが売っていたり、チェ商品が売っていたりと中米諸国と大した違いはありませんね。ソフトクリームが2CUPなのは破格ですが。
夜は更に盛り上がります。広場でダンスパーティです。最初はDJの選曲があまりよくなくみんなノッてませんでしたが次第にノリノリになっていきます。女性の腰のフリがやはり素晴らしいですね。Tokoちゃんが誘われて現地人と踊ってました。ローラもワシも踊りは駄目なのですが見てるだけで楽しかったですね。
3月28日(月) 馬に揺られて4時間も。夜中に腹壊す・・・。昨日食べた豚の丸焼きサンドイッチがヤバかったのか・・・。
今日は自転車を借りて周辺でも周ろうかと考えていたんですが、TomとTokoちゃんが馬に乗りたいとのことなので、乗馬になりました。1時間5CUCというので帰ってきてから自転車ってのもありかなと。
おばちゃんが民宿まで迎えに来てくれましたが、おばちゃんは自転車です。結構歩かされます。牧場まで30分くらい歩きましたかね。ここで馬と面会です。馬というか騾馬かロバです。早速馬にロシナンテと勝手に名づけました。Tokoちゃんのは駄馬ユキオ、Tomはゴンザレス、ローラも何故かゴンザレスと名づけてました。(左の写真はComite Defensa De La Revolucion(CDR)=革命防衛委員会でエルネスト・ゲバラが4番目の地位だってことですかね??)
コースは湖、葉巻工場と周り大体4時間だとのこと!え、1時間じゃなかったの??ってことは1時間5CUCってことか??聞き間違えましたね。まだまだワシ等のスペイン語は駄目ですな。
みんなで馬(?)に乗るのは楽しいですな。ワシのロシナンテが先頭を行きたがるのですが駄馬ユキオが抜かそうとします。そうするとロシナンテがユキオに噛み付きます!ゴンザレスコンビは後ろでのんびり。しかし暑い!日に焼けますな。ローラは冬のドイツから来たばかりだから直ぐに真っ赤になってます。サンスクリーンちゃんと塗ったのにです。可哀想に。
かなり時間がかかって湖に到着。ここまで来ると、もういいよ、って気持ちです。ワシが草むらで自然に還してる間にTomは湖に入りました。滅茶苦茶寒かったそうです。
ここから葉巻工場(工場って感じじゃないです。手工業です)までしばらくカッポカッポ。みんなタバコ吸わないのでもちろん葉巻も嗜みません、が吸ってるフリだけして見ました。Tomがモヒートを飲んでほろ酔い気分に。
4時間も日に当たってたので疲れました。宿に戻りシャワーを浴びて昼寝。夜は宿のお母さんが作ってくれたロブスターがメインの豪勢な夕食。8CUCと高いですが、美味しかったです。ローラはヴェジタリアンなのでロブスターは無し。可哀想に・・・。
夜寝てたら、突然激痛で起きました。トイレに駆け込むと下痢です。これはヤバイ。サンクリ以来ですね。サンクリで医者から出してもらった薬を飲んで再び寝ようとしますが、気分が悪く寝付けません。吐き気までしてきて嘔吐。こりゃ明日移動できるのかな??
3月29日(火) トリニダードへ。移動はキツかった。
朝は衰弱しきって起きました。ローラも食事が合わないのかお腹の調子が良くないらしいです。朝飯を出してもらいましたが、一切口に出来ませんでした。宿のお母さんとお父さんに薬をもらい(あんかトニック的な飲み物)ちょっと気分良くなたかな?ありがとう!
頑張ってバス停まで行きTomとTokoちゃんに合流。座席に座り速攻で寝入りました。薬を飲んだせいか便意は催しませんが全身に力が入りません。具合超悪し。バス寒いし。
トリニダードまでは7時間とかなりの長丁場。途中昼飯休憩もありました。長丁場だけど移動中は寝てればイイので良かったのかも知れません。バスの中ではキューバ映画を上映してましたが、下らないんですがついつい見てしまいました。
トリニダードに着くとビニャーレスのヒゲお姐さんが連絡してくれてたので迎えがきてます。宿探すのも億劫なほど体力が無いのでこれはありがたいですね。おばちゃんに着いていきしばらく歩いて到着。部屋は2人用なのでTomとTokoちゃんは気を利かせてくれておばちゃんの知り合いの家に泊まることに。ここでも宿のお母さんに薬をもらいました。ありがとう。
ワシは完全に動けないので昼寝。ローラは独りで散歩に。夕方になると多少気分もよくなったのでTom、Tokoちゃん、ローラと一緒に教会のほうに。途中にアートショップなんかがあって楽しめます。ここはなかなか良いところですね。それにしても「レストラン、レストラン」と呼び込みが凄いですね。早めに宿に帰り寝ました。
3月30日(水) ようやく復活の兆し。
昨日はゆっくりしたので大分体調もよくなりました。トリニダードも特に見所は無いんですが、街を歩き回るのは楽しいです。しかし「レストラン、レストラン」と呼び込みにはウンザリ。一体何回声を掛けられたことだろうか。
ハバナでも学校の前を通ったんですが、中にはチェの写真が掲げられているんですね。ここトリニダードでもチェの写真が。やはり「彼を手本として」と教育されているのでしょうか。
歩いていると、フィデルの写真を掲げてるところもあります。フィデルは自分の銅像などを作らせないといいます。確かにフィデルのポスターや看板はチェやカミロより少ないですね。
そして、なんと「Viva Fidel」ステッカーを貼った車発見!これは欲しいぞ!! 何処で手に入るんだろう。車の持ち主は近くにいないので、近くの店の人に聞いてみますが、「わからない」と。ローラは「インターネットで探せば良いのよ」と。うーん、そうなんだけどやっぱりキューバで見つけたいじゃないか。
昨日行った教会のところでライブミュージックが聴けるのでそこでちょっと休憩。コーラが1CUCと売店の2倍しますが、音楽を聴きながら街を眺めるのも良いですね。
夜もここに戻ってきました。ライブミュージックとダンスショウでした。ソ連との関係が深かったせいでしょうか、ダンサーはバレーダンサーですね。なかなかレベル高いんじゃなでしょうか。でも衣装はちょっと・・・。
明日ローラとワシはシエンフエゴスに向かいます。本当はサンティアゴ・デ・クーバまで行こうかと思ってたんですが、バスの移動時間がもったいないと、ローラと意見が一致しましたので。何故シエンフエゴスかと言いますとここに来る途中シエンフエゴスを通ったんですけど、良い街並みだったからです。これはローラの意見です。ワシは腹痛と闘っていたので全く見てませんでしたが。TomとTokoちゃんはトリニダードにもう一泊してハバナに戻るそうです。2人とはまたハバナで再会します。
3月31日(木) 百の火、シエンフエゴスへ!
シエンフエゴスはもちろん革命の英雄カミロ・シエンフエゴスに因んで付けられた名前です。Cienfuegosってスペルなんですけど「百の火」って意味なんですかね。チェよりも軍事的才能があったと言われるカミロ。苗字まで「百の火」なんてイカシます。
そうそうUJC(Unión de Jóvenes Comunistas)でも3人の英雄が勉強(Estudio)、仕事(Trabajo)、銃・軍備(Fusil)の見手本となってるんですが、カミロはFusilの手本となってます。ちなみにチェはTrabajoの手本です。Estudioの彼は誰だか聞きましたが忘れました。Voy bein, Camillo? (カミロ、俺は上手くやってるかな?)
朝8時のバスに乗ります。TomとTokoちゃんが見送りに来てくれました。ありがと!バスはいつものYutong製です。
シエンフエゴスまでは1時間チョイ。海沿いのキレイな町が見えてきます。ここでは民宿を予約してないので出迎えはありません。バスを降りて1CUPアイスクリーム屋があったのでアイスを食べながら宿を探しに歩きます。そうしたら早速呼び込みの兄ちゃんがやってきました。「15CUCで探してるんだが」といたら、「難しいが友達に交渉してみる」とのこと。何故かもう1人の兄ちゃんまで着いて来て兄ちゃんたちの「友達」の民宿まで。しかし、そこは先客がいるとのこと。
もう一軒は20CUCだそうですが、中央公園の直ぐ近くだしレストランも経営してて家族もよさそうです。ここに宿を取ることに。中央公園周辺はなかなかの景観です。Vas bien, Saburo. (三郎、君は上手くやってるよ)
ちょっと休憩して街を散策。モールになってるところにいろいろ露店やお店があり楽しい。お昼はウエイトレスのお姐さんが招くのでCUPショップでサンドイッチ。20CUPのサンドイッチとジュースを頼みました。ローラがメニューには無いのですがサラダを。味はまぁまぁです。何故かCUCで請求されます。それもCUPの値段に比べると大分高い。「メニューにはCUPで書いてある!」と闘いましたが「CUCでないと駄目」の一点張り。外国人だからでしょうか・・・。闘うのも疲れたのでCUCで支払いました。なんとも情けないというか後味の悪い。
カミロの街の筈なのにチェの看板が目立ちます。キューバではカミロの人気はチェに劣らないと聞いていましたが、やはりチェの方が目に付きますね。「Che, caballelo sin tacha y sin miedo - チェ - 穢れと恐れを持たない男」、「Tu Ejemplo VIVE, Tus ideas perduran - あなたの見本は生きている、あなたの考えは残り続ける(消えない)」とあります。
海の見えるところで座って涼みます。ローラは日焼けがまだヒリヒリなのであまり陽に当たると痛いので可哀想です。ここシエンフエゴスものんびりしてますが、「タクシー、タクシー」と自転車や馬車タクシーの客引きがうるさいです。
夕方夕日を見に少し離れたところまで散歩。丁度見晴らしの良いところにキューバのファーストフード・チェーン(とは言っても冷凍ピザを半分温まった状態で出すだけです)「El Rapido」があったのでそこでピザとコーヒーを注文して夕日を眺めます。そしたら「君たちを今朝見たよ。私の家の近くに泊まってるだろう。こっちに来て話をしないか?」とオッサンが声を掛けてきます。オッサンのテーブルには息子らしき兄ちゃんと太ったおばさん(かみさんか?)がいますがラムをかなり飲んでるみたいで酔っ払ってます。「今、夕日を見てるから」と断りましたが、「食べ終わったら、私のテーブルに来なさい」と。うーん、怪しい臭いがプンプンだな。
オッサンは放っておいて夕日を眺めてるとまた来ました。仕方が無いのでオッサンのテーブルへ。良い人なのかもしれない、と淡い期待をすこーしだけ持って。「葉巻工場で働いてるから」と葉巻を一本ずつくれます。「いや、僕等吸わないので」と断りましたがお土産にと。「息子とかみさんがイタリアにいるんだが、イタリアは何でも高い」、「でも息子とかみさんがイタリアにいるからお金は心配ない」とか「弟が漁師だから家に来て魚食べないか」とか言ってますが、もう1人おばさんが来て彼女のことを「かみさんだ」とか言ってけっこう話の辻褄が合いません。「コーヒーを頼んだから」と言ってますが一向にコーヒーはやってきません。というか店じまいしてますが・・・。
「家は直ぐそこだから、来なさいと」。うーん、ワシ等が泊まってるところの近所だといってたのに、今度はこの辺だと言ってます。これは適当にあしらうべき、と判断し「友達と会う約束してるから、行かないと」と言うと、「じゃぁ、明日家に来なさい」と。「明日ハバナに戻るんだよ」と言ってそのまま立ち去りました。
帰り道ローラと「一体あのおっさんは何をしたかったのだろう?」と話しましたが、なぞです。オッサン金の時計やブレスレッドしてましたし、見た目がちょっと一般人じゃないんですよね。まぁ、着いていかなくて正解だと思います。宿まで歩いて帰りあとはのんびり。それにしてもシエンフエゴスは暑い・・・。
体調も大分よくなりましたし、明日は楽しめそうだな。
4月1日(金) シエンフエゴス巡り。なんと将軍様の臣民と遭遇!!
昨日は怪しいオヤジとその家族(?)に捉まってしまったので今日は見つからないようにと目立つゲバラ帽は被らないで日本手拭を頭に巻きます。余計目立つかな?
今日は調子もいいので朝から散歩。宿周辺の建物はなかなかの景観を造ってます。いいですねぇ。海の見えるところまで歩きました。
街中に出て宿に戻る途中にキューバ随一のアイスクリーム・チェーン店コッペリアがあるんですけど、行列です。お腹の調子もいいので並んで食べることに。席は空いてるのですが中々席を案内されません。そこが「社会主義国」的カスタマーサービスなのでしょうか?
しかし5スクープで2.5CUPは格安です。見てくださいこのボリューム。味はバニラ(?)とオレンジ(?)でしたが、オーストラリアで一番易いHomebrandやSavingsのアイスクリームを髣髴させてくれました。
モールを歩いてお土産を物色してると、アジア人のオッサンがいます。おー、珍しいなと思って目を向けると、胸にキラッとバッジが。な、なんと金日成のバッジです。金正日じゃなくて父君の金日成です。初めて北朝鮮に住んでいる(であろう)北朝鮮人を目撃しました。まぁ、同じ「共産圏」の国なのでキューバには来易いのでしょうが。連れが4人いて2人がお偉いさんであとは付き人って感じでしたね。ちょっと得した気分。
昼はピザとサンドイッチ以外のCUPショップをようやく見つけて魚フライ定食を30CUPで。腹の調子もいいので食欲も戻りつつあります。
それにしても暑い! カフェがあったので入ってみたらCUC払いですがコーヒーが一杯0.25CUCと良心的。クーラーも効いてますし、こりゃいいわ。しばらく涼みます。
夕方近くになって多少気温も和らいだのでまた散歩。「Volveran」という5人衆の看板を良く見かけるんですが何なんでしょうか?顔写真も載ってるのがあるんですが売り出し中のグループか?それとも次期リーダーたちなのか?(出国する時に何なのかわかりました。)
夜は宿のレストランで夕食。宿の情報ノートにも「ここの料理は絶品!」と多数書かれているのでちょっと奮発してみました(ドリンク付きで7CUC)。ボリュームもあるし美味しかったです、が絶賛するほどでは・・・。レストランは何組かのお客が入ってますしそこそこ人気なのでしょう。
お腹もイッパイになったので腹ごなしに夜の街を散歩。明日はチェの街サンタ・クララに行きます。バスで1時間ほどとか。料金は6CUCです。今までTranstur社のバスで旅してたのですが今度はビアスール社(Viazul)です。
文字数が多過ぎでセーブできないので4月2日以降はPart 3に続く・・・
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