忍者ブログ

三郎とおやすみ羊のBMW R1200GSで世界一周の大冒険

   
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ヒツジ三国をまたぐ / Mr. Sheep on 3 countries
Day 726: 2012年7月23日

Bornheim - Germany (Gottfried's place)
73,831km to 74,104km = 273km

今日も快晴! さて出かけますよ!! 

先ずはカール大帝(Karl der Große)の首都であったアーヘン(Aachen)へ高速道路で行きます。速度制限地帯で時速180キロまで加速。以前ミュンヘン周辺で時速170キロまで加速したときはハイデナウのScout K60(50/50 オン・オフロードタイヤ)を履いていたのでハンドルがぶれて来ましたが、今回はメッテェラー・ツーランスなので安定したまま。もっと速度は出せますが、あまり速度を出すとタイヤの消耗が激しいのでほどほどに。

アーヘンはドイツの西部オランダとベルギーとの国境近くにある街。8世紀後半にフランク王(西ローマ皇帝)カール大帝が首都として築いた街なんです。カール大帝のサイン。

DSCF5945.jpg
















先ずはカール大帝が築いた市庁舎(Rathaus)へ。もちろん現在の建物は後世の建造物ですが、基礎はカール大帝当時のものも含まれているそうです。手前にカール大帝の像が。

821e4605.jpeg
















カール大帝の肖像画。まぁ、これは後世の想像図なんですが。カール大帝の帝国は西はイベリア半島東部、東はクロアチア辺りまでとヨーロッパの中心部を占めていたので「ヨーロッパの父」とも言われているんです。ドイツでもフランスでも国の基礎を創った偉大なる英雄として絶大な人気を誇ります。

36e14df8.jpeg
















2階は戴冠式の間となっており、歴代の神聖ローマ皇帝、ドイツ王が戴冠したそうです。

3f5c2aa2.jpeg
















市庁舎からプラザを眺めます。天気がいいので最高です。

2279d834.jpeg
















市庁舎から大聖堂(Aachener Dom)へ。

62f6bb6d.jpeg
















大聖堂もカール大帝により築かれたものを基礎に建てられています。

DSCF5955.jpg

















この大聖堂はユネスコの世界遺産リストの登録された最初の12の遺跡の一つなんです(1978年)。ドイツ国内では最初の、そしてヨーロッパの歴史上全般では最初の3つの遺跡の一つ。

DSCF5968.jpg





















内部も豪奢。

be810b21.jpeg
















現在ではそんなに大きな大聖堂とはいえませんが、カール大帝の時代にはアルプス以北で最大・最高の建造物だったとか。

281243fe.jpeg
















「ガラスの礼拝堂」や2階の「玉座の間」にはガイドツアーでないと入れないので、一旦外に出て昼飯。ソーセージと豆、ポテトとどれも美味しい。

6d92c4af.jpeg















第2次大戦でイギリスの首相チャーチルはこの大聖堂も爆撃の対象にしたそうですが、多少の被害を受けたとはいえ大聖堂は生き延びました。破壊された「ガラスの礼拝堂」のステンドグラスは修復され、写真の真ん中から左にかけては「戦火」をイメージしてデザインされています。

DSCF5972.jpg
















カール大帝の棺。中に大帝が眠っておられます。

DSCF5976.jpg
















ドーム型天井の絵もなかなかのもの。

68e94eca.jpeg
















2階には「玉座」があります。大理石で出来ていますが、イェルサレムのイエス・キリストの墓の大理石で作られているそうです。カール大帝以来の皇帝・王たちがここで戴冠したそうです(あれ、市庁舎で戴冠したのでは??)。ヒツジも未来の王として玉座に。


1cab5495.jpeg
















大聖堂の前には「プロビデンスの目(Eye of Providence)」を掲げた建物が。

DSCF5985.jpg
















プロビデンスはキリスト教の摂理という意味で、神の全能の目(all-seeing eye of God)を意味してるそうです。

それからオランダ領に入り(35カ国目)、ベルギー領に抜けたところでドイツ、オランダ、ベルギー3国の国境があったので立ち寄ってみました。フレッドが立っているのはドイツ領。ワシはドイツ領とオランダ領に立っていて腕は3国の上に。

2fd2489d.jpeg

















ヒツジも3国同時に!!

DSCF5994.jpg
















おそらく3国を同時に滞在した初めての羊です。やるな、ヒツジ。

790a65e9.jpeg
















まぁ、国境なんて人間が勝手に引いた線なんですけど、こういうのって面白いですよね。もちろんカール大帝の時代にはドイツ、オランダ、ベルギー領はフランク王国領だったので国境なんかありませんでした。

帰りは下の道でドイツまで。ワインディングがあったりとやはり下の道のほうが面白い。

夕飯はサーモンのクリームソース・パスタを。考えてみるとダニエルとポルトガルで作って以来のパスタです。ドイツのレストラン、レベル高いです。

0ae660c2.jpeg





 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

カール大帝はヨーロッパの歴史には欠かせない偉大な人物です。その彼の首都アーヘン、彼の遺体が安置されている大聖堂を訪れることが出来て、歴史好きとしては最高の1日でした。ヒツジも3国をまたいで大喜び!!
今日も クリックして一票よろしくお願いいたします!!

I am competing in "Round the World Trip Blog Ranking". Please click the button to make my blog No.1!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村 *******************************************************************************************************************************************************

拍手[2回]

PR
  
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
フリーエリア
一日一回クリックするとランキングがあがります! よろしくお願いいたします!!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村



View Europe in a larger map
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
New Comments 最新コメント
[04/20 Yoshi]
[09/01 NONAME]
[02/07 室橋一也]
[02/04 Yoshi]
[02/03 Yoshi]
カウンター
プロフィール
HN:
三郎
性別:
男性
職業:
革命家
趣味:
バイク・旅
自己紹介:
オーストラリアに移住して16年。遠く南の大陸から母国日本を眺めてみて危機感を感じてはや16年。なにか出来ないものかと考えて考えて、ようやく自分で行動することに数年前に思い当たる。とりあえず自分が出来ることから始めよう!ってことで、革命軍M-26-Julioをシドニーで結成。
誰かが世の中変えるのを待ってるだけじゃなく、自分で社会に貢献できることから始めよう。
世界を旅しながら色々な人と出会い革命の輪を広げていきたい。
2010年からおやすみ羊とBMW R1200GSで世界一周中!

Hasta la victoria siempre, Patoria o Muerte!

現在の愛車:BMW R1200GS 「Esperanza de la Tora」(世界一周)、 SUZUKI DR650SE 「孫市」(オーストラリア一周)
過去の愛車:Buell XR12R Firebolt, Yamaha FZ1, Yamaha TRX850, 、HONDA XR250R, Suzuki XF650 Freewind, Yamaha XV250 Virago
ブログ内検索
バーコード
Copyright ©  -- M-26-Julio 羊とめぐる冒険 BMW R1200GSで世界一周の旅 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]